おうち時間が増えて初めてのデコレーションケーキ作りに挑戦する方も増えたのでは?
ケーキのサイズやデコレーション生クリームと飾りつけのフルーツとのバランスなどで、使用する量もその時々で違ってきます。
目安となる量や生クリームの固さはどのくらいにすれば良いのか?塗り方を回転台無しで仕上げるコツなどについて紹介します。
基本のスポンジケーキの生クリームの塗り方(順番)は?
4号・5号・6号とサイズが違ってもスポンジケーキの生クリームの塗り方・順番は変わりません。
丸形のスポンジケーキを横半分に切れ目を入れて2枚に分けデコレーションしていきます。1枚目と2枚目のスポンジの間に挟むフルーツの上下に生クリームを塗り、あとは上部と側面を塗って上に飾りつけとして絞り出すクリームが必要です。
サイズごとにデコレーションケーキに使う生クリームの量の目安は以下のとおりです。
4号ケーキの生クリームの量は?
2人から4人で食べるサイズ(12センチ)のケーキですが、市販の1パック200ml入りのもので足りるかと思います。
さほど大きくないので一人や二人でもパクっと食べられそうな大きさです。4号ケーキを最大人数(四人)でシェアするときは、もう少し生クリームの量を増やしたり、フルーツなどのデコレーションをたっぷりとしてボリュームのあるケーキに仕上げたら良いかと思います。
5号ケーキの生クリームの量は?
4人から6人で食べられる15センチサイズのケーキで、使用する生クリームの量は、300ml(1パック半)を目安に作ると良いでしょう。
ケーキ作りに慣れていない方は、最初は要領を得ないため塗り方や厚さによっては足りないということが出てくるかもしれません。間に挟むデコレーションの生クリームもたっぷり使いたいという方は、2パック分使い切ってもいいかもしれませんね。
6号ケーキの生クリームの量は?
6人から8人でシェアできる18センチサイズのケーキで、400ml(2パック)を目安に準備されたらよいかと思います。
おうちで作るケーキは、5号か6号サイズが多いのではないかと思いますが、市販の生クリームには1パック180ml入りのものも販売されているので、選ぶときには容量を間違えないように確認してから購入するようにしてください。
デコレーションケーキの生クリームの固さはどのくらい?
デコレーションケーキの生クリームを作るのにどのくらいの固さにしたらよいのか?初めての場合は、うまくいかないですよね?
生クリームの脂肪分の種類に関しても、20%の低脂肪のものから48%の高脂肪のものまで幅広く売られています。
低脂肪だと泡立ちに時間がかかりクリームの固さもゆるくて扱いにくいですし、脂肪分が高すぎると泡立てるのに時間がかからない分混ぜすぎると出来上がりがモゴモゴとして口当たりも良くなくなります。
ケーキ作り初心者の方は、生クリームの脂肪分が40%から45%のものを使って作ると、デコレーションしやすい固さになって作業しやすいかと思います。
冷蔵庫から生クリームを取り出すのは作業直前にし、氷水でしっかりと冷やしながら泡立てていくのがポイントです。
ハンドミキサーはあっという間の泡立てられるのでラクではありますが、泡立てすぎて生クリームが固くなって分離することもあるので、慣れるまでは泡立て器を使って撹拌するのがオススメですよ。
泡だて器で生クリームを上にあげるとモタっと下に落ちるくらいの7分立てが、フルーツをサンドする部分やスポンジケーキの上面・側面をデコレーションするのにちょうどよい固さです。
飾りつけのフルーツの下に絞り出すクリームの部分は、泡だて器で生クリームを持ち上げたときに角が立って形が残るくらいの8分立ての固さが適しています。
7分立てにした生クリームを全体的に塗り終えたあと、残りのクリームを角が立つ8分立てまで撹拌して、絞り出しの部分に使うといいですね。
生クリームは、部屋の気温に左右されやすいので風通しの良い涼しい所で作ることと、8分立て以上に泡立ててしまうと固くなり過ぎて元に戻すのは厳しいので、この点に気をつけて作業してくださいね。
生クリームの塗り方は回転台なしでもキレイに塗れる?
初めてのケーキ作りは、必要な製菓道具が手元に揃わないこともあります。お家に回転台がない場合の生クリームの塗り方のコツは、お皿を回すのがポイントです。
スポンジケーキに生クリームを乗せてナッペしていくのに、自分の手の位置を変えて塗っていくのではなく、お皿を回しながら塗っていきます。
上部に乗せた生クリームは中心から外側に向かって伸ばしていき、利き手ではないほうでお皿を回しながらデコレーションしていきます。
側面を塗るときは、ナイフを垂直にしてぐるっと一周お皿を回してクリームを塗り広げていきます。生クリームはあまり触りすぎると状態が悪くなるので、側面は2周程度で塗り仕上げるようにしてください。
一度塗ったあとのナイフに生クリームが付いていると次に塗るときにキレイに仕上がらないので、塗るたびにボールの淵でこそげ落としてから新しい生クリームをナイフに取るようにするとうまく塗れますよ!
まとめ
作る人や食べる人の好み・サイズ(号数)によって、デコレーションケーキに使用する生クリームの分量も違ってきますので、今回紹介した量はあくまで参考程度に留めておくようにしてください。
厚めに塗りすぎてしまった結果、絞り出しの生クリームが足りなくて慌てるということがないよう、最初から余分に作っておくほうが安心です。
余った生クリームは、保存容器やジップロックなどに小分けして冷凍庫で保存すれば1ヶ月ほど日持ちします。使用する3時間から4時間前に冷蔵庫に入れておき、自然解凍させてからパンケーキの上にたっぷり乗せたり、パンに塗ったりして楽しんでください♪
生クリームの固さも人それぞれ好みがあると思うので、作り慣れていない方は40%以上の高脂肪のものを使って作ることで、回転台なしでもクリームがダレることなく塗り方にも悩まずに済みます。
緩めのクリームであっさりとした味が好みの方は、生クリームの扱いに慣れてから低脂肪のものを選んで作ってみると良いでしょう。
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