らっきょうといえば甘酢漬けや塩漬けぐらいしか食べ方が思いつかないのですが、生で食べることができるのでしょうか?
幼い頃はらっきょうの味や臭いが苦手だったのに、大人になってから大好きになってついつい食べ過ぎてしまい、翌日お腹のガスが気になる今日この頃ですが(笑)
カロリーや糖質は1個あたりどのくらいなのか?気になる栄養や保存を常温・冷蔵庫・冷凍別にまとめました。
らっきょうは生食できる?
らっきょうは、買ってきてそのまま生で食べることができます!
ふだん食べているらっきょうの甘酢漬けや塩漬けも生ではあるのですが、水に流れやすいビタミンCなどの栄養素が汁のほうに流出するため、漬け汁まで食べないと効率的に栄養が摂取できないというデメリットがあります。
らっきょうの生食の食べ方は、スーパーで泥付きのモノを手に入れたらしっかりと水洗いして泥を洗い流し、根と茎を切り落として薄皮を剥いたら薄くスライスや千切りにしてお好みの野菜と合わせてサラダや和え物にして食べてみてください。
らっきょう特有のシャキッとした食感と玉ねぎのようなピリッとした辛味も感じられて美味しいですよ♪
ごま油やニンニクのすりおろしと合わせてナムルにして食べると、辛みもやわらいで食べやすくなります。
甘酢漬けにすると汁に栄養が流れてしまいますが、らっきょうを生のまま味噌やみりん・料理酒を合わせたみそ漬けにして1週間から10日ほど寝かせれば、栄養成分が無駄に流れることなく摂ることができます。
どうしても辛さが気になるときは、沸騰したお湯にサッと湯通しして軽く茹でることで辛みを軽減することができます。
長く水にさらし過ぎなければ栄養を損なうこともありませんので、試してみてくださいね。
らっきょうのカロリーや糖質は1個どのくらい?
らっきょうのカロリーは1個あたりの大きさにもよりますが、5gあたり6kcal・糖質は約0.4gです。100gに換算すると約120kcal/8gになります。
らっきょうのそのほかの品種で比べてみると、早採りの若摘みで西洋玉ねぎのエシャロットと見た目が混同される根らっきょう(別名エシャレット)は、1個8gほどの大きさで6kcal・100gで76kcal/6.4g、島らっきょうは1個6gほどの大きさで3kcal・100gで49kcal/6.1gと、カロリーだけでみると島らっきょうが一番低カロリーです。
一般的に市販されているらっきょうは炭水化物を多く含みカロリーは高いですが、栄養素でみると根らっきょうや島らっきょうに比べて食物繊維が豊富に含まれています。
根らっきょうに含まれる食物繊維が100g中11.4g・島らっきょうは4.6gになりますが、一般的ならっきょうはの食物繊維は根らっきょうの約2倍・島らっきょうの約5倍の21gになります。
食物繊維の多いごぼうの約4倍の量に相当し、最も多く含まれるのが腸内環境を整え血糖の値やコレステロールが上がるのを抑える水溶性食物繊維です。
そのほかカラダの余分な塩分を排出するカリウムや、お肌のコラーゲン生成に欠かせないビタミンCなどの栄養成分も豊富です。
らっきょう特有の臭いの正体は、たまねぎやにんにくなどに含まれている硫化アリルで、ビタミンB1の吸収をサポートする働きがあるため、豚肉を巻いて焼いたり炒めたり、甘酢漬けでタルタルソースを作って添えて食べるのがベストです。
たくさん食べ過ぎると腹痛や下痢・ガス溜まりの原因にもなるため、食べても4個程度にとどめておきましょう!
私も大好きなのでついつい食べ過ぎてしまうのですが、あまり食べ過ぎると翌日おならが臭いなんてことにもなりかねませんのでご注意を(笑)
らっきょうの保存を常温・冷蔵庫・冷凍別に紹介
らっきょうは、生のままか酢漬けの状態かで適した保存方法が異なります。
らっきょうの生は傷みが早いので、基本的に購入したその日に食べきるもしくは酢漬けにして保存するのがベストです。
生のらっきょうの常温保存は適さないため、土付きのモノは新聞紙などに包み冷蔵庫の野菜室入れても保存期間は3日程度であることを覚えておいてください。
多くの野菜が冷凍保存で長期保存が可能な中、生のらっきょうは冷凍することでシャキッとした食感が損なわれるため、冷凍保存にも向いていません。
そうなるとらっきょうは、酢漬けや塩漬けにして保存するのがベストです!
手作りのらっきょうの酢漬けや塩漬けを常温で保存するときは、ガラス瓶に入れて風通りの良い涼しい保存場所を選ぶことで約1年ほど長期保存が可能です。
酢漬けや塩漬けは日持ちがするのはいいのですが、常温に置きっぱなしにすると食感が損なわれることから、シャキッとした歯ごたえを残したいときは冷蔵保存するのがベストです。
らっきょうの酢漬けを冷蔵庫に入れることで保存期間は状態が良ければ5年も持ちますが、冷蔵庫から何度も出したり入れたりして空気に触れると保存状態も悪くなります。
長期保存できるからと油断することなく、食感が残る美味しいうちに食べ切って下さい。
らっきょうの酢漬けや塩漬けはジップロックや密閉容器に入れて冷凍保存することもできますが、生のときのような食感が失われるデメリットがあります。
一方で冷凍保存すれば約10年も保存可能と言われますが、常温や冷蔵での保存期間でも長期的に持つため、食感を損なってまでわざわざ冷凍保存する必要はないと考えます。
それでも冷凍保存したいというときは、酢漬けは汁ごと保存することで冷凍焼けを避けることができます。
冷凍したらっきょうを食べるときは、寝る前に冷蔵庫に移動させ自然解凍し、そのまま食べるよりも刻んでソースにしたり炒め物の味付けのアクセント使いがおすすめです。
上記で紹介したらっきょうの保存方法や保存期間・保存場所は、自家製に限ります。市販品は、表記されている保存法や賞味期限を守って消費してくださいね。
まとめ
らっきょうは水溶性のビタミンやミネラル・食物繊維が豊富に含まれているため、栄養素を丸ごと逃さずに摂り入れるなら生のままカットしてサラダやナムルなどでいただくのがベストです!
臭いや辛味が苦手な人は、根らっきょうは比較的クセがなく生食に向いているので試してみて下さい。
炭水化物が多く100g中のカロリーは120キロカロリーと高めですが、1個あたり約5gの重さのものを1日4個程度なら食べ過ぎにもならないので気にする必要はありません。
らっきょうの食物繊維はごぼうの約4倍も多く含まれているので、腸内環境を整えたい方は旬の時期は積極的に取り入れてみてください。
生のらっきょうは足が早く長期保存には向かないため、甘酢漬けや塩漬けにしてラッキョウ生活を楽しんでくださいね♪
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