枝豆の皮(さや)って食べる人いるのでしょうか?
薄皮は私も食べていますが、皮はさすがに食べたことがありません。
枝豆の皮は食べることができるのか?栄養や糖質にカロリーは100gどのくらいなのか?保存方法を常温・冷蔵庫・冷凍庫別にまとめました。
枝豆の皮は食べることができる?
枝豆の皮(産毛の生えているさやのほう)は、食べられるってご存知でしたか?
枝豆の薄皮や豆を食べる人はいても、皮ごと食べるという人は少ないと思います。
うぶ毛や筋もあるし豆と一緒に食べても食感が悪いので、枝豆の皮は食べられるといえども、別々に食べるのがベストです。
枝豆の皮を食べるときに注意したいのが、残留農薬についてです。
輸入物の枝豆の多くは台湾から来ていますが、カラダに影響を及ぼすほどの農薬は使われていないといえども、安心して食べることはできませんよね。
皮ごと食べるのであれば国産でなおかつ無農薬のモノや、自家栽培で農薬不使用のモノだけにしておくのがベストです。
農薬を使用している枝豆でも、多めの塩でよく揉んで産毛を落としてしっかりと水洗いすることで残留農薬の心配も軽減しますが、そこまでして食べる必要があるのかという疑問も生じます。
枝豆の皮(さや)が食べられるか食べられないかで言えば食べられるのですが、好みの問題ですので無理して食べる必要はありません。
塩ゆでしたエダマメを皮ごと食べても口当たりも味も良くないので、ニンニクや七味などと一緒にさやごと炒めたり、皮ごと揚げれば食べやすくなります。
枝豆の皮ごと食べれば、ゴミを減らすことができるというメリットはありますが、食感や味が気になる方はムリして食べないでくださいね。
枝豆の栄養や糖質にカロリーは100gどのくらい?
枝豆の栄養では、畑の肉と言われる大豆と同じく質の良いタンパク質が豊富に含まれているため、筋肉を維持するのに積極的に摂りたい食材です。
カラダに溜まった余分な塩分を排出するカリウムや妊婦さんにうれしい葉酸、食物繊維では便のカサを増やして便通を促す不溶性食物繊維がたっぷりです。
枝豆の栄養素には、皮膚のコラーゲン生成に欠かせないビタミンCや、体内に吸収されにくい鉄分の非ヘム鉄も含まれます。
非ヘム鉄は、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂ると効率的に摂取できるので、ビタミンCとタンパク質を豊富に含む枝豆は、鉄分を効率よく摂ることができる食材ですね!
肝臓の働きをサポートし血中コレステロールを下げる働きを持つ必須アミノ酸の一種メチオニンや、歯や骨の形成をサポートするカルシウムも枝豆の栄養成分に含まれています。
枝豆の皮(さや)や薄皮の栄養では、βカロテンや食物繊維がたっぷりと含まれているため、栄養素を逃さずに摂り込みたい人は、皮ごと食べるのがベストです。
枝豆のカロリーは100gあたり135kcal、糖質は3.8gになります。そらまめは108kcal/12.9g、グリーンピースは93kcal/7.6g、さやえんどうは36kcal/4.5gです。
枝豆をカロリーだけで比べると決して低くはありませんが、豆類のなかでも糖質は一番低糖質であることがわかります。
枝豆には脂質が100gあたり6.2g含まれていて、上に挙げた豆類の中でも一番高いので、脂質を控えている人は食べ過ぎに注意してください。
枝豆の保存を常温・冷蔵庫・冷凍庫別に紹介
枝豆の保存方法についてですが、収穫されてから急激に鮮度が落ち傷みの早い食材のため、常温保存は適しません!
枝豆の保存を冷蔵庫でする場合も日持ちは2日ほどと短いため、枝付きでたくさん購入した時も生のまま冷蔵庫で保存するのではなく、茹でたモノを密閉容器に入れて保存して2日以内に消費するようにしてください。
枝豆を長期保存したいときは、冷凍庫に生の状態で入れるのがベストです。
枝付きのときはさやを切り離し、枝豆の皮に塩をもみ込んで産毛を落とし、そのまま5分くらい放置してください。
水洗いして枝豆の皮に付いた汚れや塩を洗い流したらキッチンタオルで水気を拭いて、ジップロックに平たく並べ入れ空気を抜いて閉じ冷凍庫に入れてください。保存期間は約1ヵ月ほど持ちます。
枝豆を冷凍保存する前に塩もみしておくことで、皮の色鮮やかさをキープするだけでなく残留農薬を軽減し、えぐみを取り除き食べやすくなります。
冷凍枝豆の解凍は、茹でるもしくはレンジで加熱してください。ゆで時間は、生から茹でるときよりも気持ち1分ほど長めに茹でるといいでしょう。
枝豆を塩を入れたお湯で下茹でしてから冷まして冷凍する方法もあります。
枝豆300gを大さじ1杯の塩を入れて水から沸騰させた鍋に入れ3分くらい茹で上げて冷まし、保存容器に入れて冷凍庫で保存するだけです。
下味が付いているので、解凍は食べたい分だけレンチンするだけでOK。100gだと600Wの電子レンジで1分~1分半ほど加熱してください。
枝豆を冷凍するときにさやなしで中身だけを塩ゆでしておけば、解凍不要で和え物や炒め物・炊き込みご飯の具材としてサッと使えて便利ですよ♪
まとめ
枝豆は外側の皮も薄皮も食べることができますが、さやはそのまま食べると筋張って固くて食べにくいので、ガーリック炒めや揚げると食べやすくなります。
たんぱく質や食物繊維・カリウム・ビタミンC・葉酸・鉄分などの栄養素がたっぷりと含まれ、100gあたりのカロリーはさほど低くはありませんが低糖質のため、糖質を控えている人にはピッタリの食材ですが、脂質は高めなので摂り過ぎには気をつけてください。
枝豆の皮にも栄養素が豊富に含まれていますが、食感の好き嫌いもあると思うので、無理して食べる必要はありません。
鮮度の落ちが早く傷みやすいため、常温や冷蔵保存では日持ちがしません。購入したらすぐに食べ切るか、長期保存したいなら生のままもしくは下茹でしてから冷凍保存してくださいね。
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