昆布の値段はスーパーでいくら?表面に見える白い粉はカビなの?種類による上手な使い分け方も | 食のエトセトラ
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昆布の値段はスーパーでいくら?表面に見える白い粉はカビなの?種類による上手な使い分け方も

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昆布の値段はスーパーでどのくらいするのでしょうか?お味噌汁や鍋のお出汁を取ったり、だしがらでおつまみを作ったりと日本の食卓には欠かせない食材です。

昆布の表面に見える白い粉はカビなのか?ぬめり成分にはどんな栄養分が入っているのか?種類による上手な使い分け方についてまとめました。

昆布の値段の相場はスーパーでどのくらい?

昆布の値段といってもスーパーではいろんな種類が取り扱われていますよね。料理方法によって選ぶ昆布も変わってきます。

自宅近くのイオン系列のスーパー「マックスバリュ」では、一番安い商品でおでんの具としても使える「早煮昆布」が35g入り198円、切出し昆布47g228円、きぜみだし昆布40g258円、野菜昆布70g308円、利尻コンブ40g378円、日高こんぶ20g398円、羅臼昆布45g498円(価格はすべて税抜)などが置いてありました。

売り場は、お味噌コーナーの一角に煮干しや食べるいりこ・鰹節・乾燥わかめなどと一緒に陳列してありました。とろろ昆布や昆布巻き・結び昆布なども売ってありましたよ。

また、鮮魚コーナーでも出汁こんぶやカット昆布などをいくつか並べてあり、150g入りのらうす昆布は1,580円とお高めでした。

昆布に白い粉がついてるけどこれってカビ?

昆布に白い粉が付着している商品をスーパーでよく見かけますが、カビか塩分かと思って避けて違う商品を購入してはいませんか?それ、実にもったいないです!

白い部分はカビが生えているわけではなく、昆布の出汁の旨味成分の一種である「マンニット」という糖の粉がふいている状態です。

乾燥昆布も室内の湿度環境の変化により、湿っては乾燥するという行為を繰り返します。この時にマンニットが浮き上がり、白い粉となって現れるのです。

昆布の白い粉を拭き取ったり水洗いして料理に使っていたという方は、今日から止めてください!せっかくの甘味成分を自ら捨ててしまっている行為です。

どうしても汚れが気になる場合は、湿らせた布巾でサッと拭う程度にして使うことで、昆布の旨味を逃さずに味わうことができますよ。

スーパーでこんぶを品定めするときも、表面により白い粉が多く付着したモノを選んで購入するようにしましょう。

昆布のぬめり成分には栄養分がたっぷり?

昆布の出汁を取ろうと長時間浸けていたら、水がぬるぬるになった経験をお持ちではありませんか?ぬめり成分の正体は、海藻が持つフコイダンやアルギン酸といった水溶性食物繊維の栄養分が溶け出したものです。

出汁をとったあとのだしがらは食物繊維の栄養がたっぷりなため、捨てずに佃煮や酢コンブ・煮物に入れるなどしてリメイクしてみてくださいね。

昆布の栄養分の約4割程度が食物繊維を占めていますが、カルシウムやカリウム・マグネシウム・ナトリウム・鉄・亜鉛・ビタミンB1・B2・ビタミンKなども豊富に入っています。

グルタミン酸やアスパラギン酸といったアミノ酸由来の旨み成分もたっぷり含まれています。昆布の戻し汁を利用することで塩分量を減らすことができ、結果的に減塩へとつながるため、調味料の一環として上手に利用してくださいね。

昆布でだしを取るときにカットして入れるべきか否か迷う方もいると思います。切り口からぬめり成分が溶け出し良いダシが出るので、栄養を逃さずに摂り入れたい方は切れ目を入れて戻しても大丈夫です。

ただ、長時間置くとヌルヌルの成分が出過ぎて戻し汁もにごり、海藻特有のえぐみも出てきます。水出しする場合はコンブに切れ目を入れず、10時間程でこんぶを取り出し入れっぱなしにしないように気をつけてください。

昆布の種類によって用途も違うの?

昆布は北海道産が9割を占めますが、スーパーで取り扱いのある種類は主に、真こんぶ・利尻昆布・日高コンブ・羅臼昆布などが挙げられ、用途もさまざまです。

羅臼はスーパーでも一番値の張るこんぶですが、風味が濃厚なので単体で出汁を取るのに向いています。黄みの強い色付きのダシになるため、汁物では鍋やめんつゆなどに利用してください。佃煮や昆布〆にも合いますよ。

カツオと一緒に合わせるなら、透き通って香り高いダシが取れる真昆布やうクセが少なく塩味とうまみの調和が取れた利尻がぴったりです。品の良い味付けで素材を引き立ててくれるので、シンプルな味のスープ類や湯豆腐・お漬け物などに向いています。

日高は、ほかのコンブに比べてうま味が控えめで磯の風味が強い甘いダシが取れます。出汁よりも「食べるこんぶ」として、昆布巻きやおでんや煮付けで活用してみてください。スーパーでも比較的お求めやすい価格になっています。

出汁を取るためだけに適した昆布や料理にも使えるコンブなど、種類が変われば合う料理も変わってきます。調理用途に応じて上手に使い分けてみてくださいね。

まとめ

昆布の値段の相場はスーパーで扱う種類により違いますが、下は198円から高級なものは1,580円までとさまざまです。100均のダイソーやコンビニのセブンなどでも乾燥昆布を扱っている店舗もありますね。

表面が白い粉に覆われて見えるのはカビではなくうまみ成分によるため、軽く拭う程度で洗い流さず料理してください。

ミネラル・ビタミンなどの栄養素が豊富で、ぬめり成分には水溶性食物繊維がたっぷり含まれていますが、戻し汁の中にヌルヌルの成分が出すぎると嫌な雑味が口の中に残る出汁となってしまいます。昆布の浸水時間は、長くても10時間以内に留めるようにしてください。

羅臼・利尻・日高・真昆布と種類によりピッタリな料理方法があるため、特徴を踏まえて使い分けを上手にしてみてくださいね。

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