桃がスーパーで出回るのは夏場ですが、いくらぐらいの値段で売っているのでしょうか?
品種によっては10月まで楽しめるものもありますので、まだまだスーパーの売り場で見かける機会もあるでしょう。
桃のカロリーや糖分についてや変色しない方法、保存法や保存期間についてもまとめました。
桃はスーパーでいくらぐらいの値段?
桃の缶詰は安いイメージですが、生になるとスーパーではお値段がそこそこ高そうな感じがしますよね。
スーパーの売り場に7月から8月にかけて並ぶ桃の多くは「白鳳」という品種で、酸味はほとんど感じず甘みもちょうど良いトロけるような果肉の食感が特徴的です。
スーパーでは1個売りからパック売りもあり桃の大きさにもよりますが、小玉なら200円から大玉なら400円前後の値段で売られています。
私が今年に入って食べた「白鳳」の値段は、スーパーで購入したものは農家さんが作ったパックに小玉のももが2個入って税込400円、近所の野菜専門店で買ったのは大玉1個250円(税込)でした。
「あかつき」や「川中島白桃」「黄金桃」など、お店や地域によっても扱う品種や値段もさまざまだと思います。
桃の生産量の多い山梨県・福島県・長野県あたりですと、1箱12玉入りで1,000円で売っている八百屋やスーパーもあるので、桃好きとしてはうらやましい限りです。
ネット通販では、訳ありから贈答用までバラエティー豊富に取り揃えているので、地元のスーパーでは味わうことのできない品種を取り寄せて楽しむのもいいですね。
桃のカロリーや糖分はどのくらい?太る?
桃のカロリーは、100gで40kcal、糖分は8.9gです。
1個当たりの重さで見てみると、1玉が約230gほどで皮と種を取り除くとおおよそ200gとなり、一玉食べたとしてもカロリーは80kcal・糖質は17.8gです。
そのほかの旬のフルーツと比べてみると、りんごはカロリーが100gで57kcal・糖分は14.1gです。リンゴは皮と芯の部分を除くと1個当たりの重さが300gになるので、桃1個半分の重さに相当します。
仮に林檎1玉食べた場合、カロリーは171kcal・糖質は42.3gになり、桃1玉半に換算するとカロリーは120kcal・糖分は26.7gとなります。
果物の王様と言われるバナナだと、カロリーは100gで86kcal・糖分は21.4gと桃の倍以上のため、このことからも桃はフルーツの中でも低カロリー・低糖質の部類に入り、食べ過ぎなければ太る心配がないと言えます。
桃の栄養分は?
桃の栄養分を見ていくと、水溶性食物繊維のペクチンをはじめカリウム・マグネシウム・ナイアシン・ビタミンC・ビタミンE・鉄分などを含んでいます。
桃の食物繊維は、不溶性・水溶性がバランスよく含まれているので、お腹の環境にとってもやさしく女性にはうれしい成分です。
ビタミンCも100g中8mgとりんごの倍含まれているのには驚きました。桃には鉄分も含まれていて、ビタミンCを一緒に摂ることで効率よく吸収できるので一石二鳥です。
カリウムは、体内に取り込み過ぎた余分な塩分を排出してくれる頼もしい栄養分です。
ビタミンEやナイアシンは、お肌や皮膚を健やかな状態に保つには欠かせない成分ですので、お肌の調子が気になる方は桃の季節にはすすんで頂きたいですね。
桃の変色防止には砂糖水やレモン・塩水を!
桃は切って少し放置しておくと、空気に触れることでポリフェノールや酵素成分が酸化を起こし茶色く変色してしまいます。
色が変わったからといって食べられないわけではありませんが、見た目は美しくないので、以下の桃の変色防止に効果的な方法を実践してキレイな果肉の状態を保ちましょう。
砂糖水を使った方法
ボウルに1カップ(200ml)の水を張り、砂糖を大さじ1杯入れてよくかき混ぜ砂糖水を作ります。
食べやすい大きさにカットした桃を砂糖水の中に入れて5分くらい浸水することで、果肉の表面が酸化しにくくなり変色防止効果の期待ができます。
桃の缶詰のシロップと同じような役割でしょうが、色止め効果は2時間から3時間が限度ですので、すぐに食べてしまう分にはいいでしょうが、お弁当のフルーツとして持たせるには向きませんね。
レモンを使った方法
水200ccに大さじ2杯分のレモン汁を絞ってレモン水を作り、桃を5分程度浸けておきます。
レモンに含まれるビタミンCの成分が、桃の果肉がすぐに酸化するのを防ぎ、変色を予防してくれます。
レモン汁を桃に直接かけることもできますが、酸っぱくて食べづらくなるので、レモン水にくぐらせて色止めするのが良いですね。
塩水を使った方法
塩一つまみをボウルに準備した水1Cup(200ml)内に入れてよく溶かして塩水を作り、桃を5分ほど浸けてください。
りんごや梨にも使われる変色防止の手法ですが、塩水を使った方法が砂糖水やレモン水に比べて桃が一番変色しない方法でオススメです!
お塩は、どこのお家でも常備していると思うので手軽に変色防止ができますが、いずれの手法も長時間放置には向かないので、桃は剥いたらすぐにいただくように心がけましょう。
桃の保存法を冷蔵庫・冷凍・常温別に!
買ってきた桃の保存法、みなさんは冷蔵庫・冷凍・常温どの方法でされていますか?
夏場は室温が高いので冷蔵庫に入れてしまいがちですが、乾燥や冷気を嫌う桃には常温保存が一番適しています。
常温で桃を保存するときには、特に何かで包んだりする必要はありませんが、傷みやすいので桃のお尻の部分にはキッチンペーパーなどを敷いておき、日の当たらない風が良く通る涼しいところで保管します。保存期間は、3日を目安にしてください。
食べる2時間前に冷蔵庫で冷やすことで、美味しさがアップするのでオススメです。
常温保存が桃を一番美味しく味わえるとはわかっていても、保存期間が短いのでもう少し日持ちさせたいというときもありますよね。
冷蔵庫での桃の保存は、風味を損なうこともあります。1玉ごとにキッチンタオルや新聞紙などで覆ったうえで、冷気から守るよう保存袋に入れて野菜室で保管しましょう。
保存期間は7日間ほどですが、日に日に水分が抜けて甘みが落ちていくので、早めに消費するように心がけましょう。
スーパーや卸売市場などで桃を箱買いしたときは、すぐには食べ切れないでしょうから、冷凍保存しておきましょう。
冷凍庫で桃を保存するときは、軽く水洗いしてから水気が残らないように水分を拭き取って、ラップで丸ごと包んでからジップロックなどの保存バックに入れ、袋の中の空気を抜くようにして真空状態になるよう閉じてください。
保存期間は、約1ヵ月を目途に食べ切るようにしてください。
桃を丸ごとではなくカットして冷凍したい場合は、適当な大きさに切った桃に変色しないようレモン汁をかけてから、ラップが密着するように覆い保存袋にいれて冷凍庫保存します。
解凍して食べるときは、常温に出して自然解凍で10分から20分置けば、皮もつるんと手で剥けてシャーベット感覚でいただけます。
添加物なしの自然なアイスは、暑い夏カラダもよろこびますよ♪
まとめ
桃は、スーパーでは地域によって売り場で取り扱う品種や値段がいくらかも変わってきますが、一般的に出回っている桃の平均価格は、1個200円から400円ほどです。
数ある果物の中でもカロリーや糖分が控えめなのに栄養は豊富に含まれているので、旬の時期には桃を積極的にチョイスしたいですね。
カットした桃の変色防止には、砂糖水やレモン汁を使うより塩水がベストです。
桃の保存法は、常温で保存し食べる直前に冷蔵庫で冷やして頂くのが、一番おいしくいただけます。
多少風味が落ちてでも長持ちさせたいということであれば、新聞紙やラップで包んで密封できる保存袋に二重にして入れることで、冷蔵庫の野菜室での保存で1週間、冷凍庫では1ヵ月ほど日持ちさせることもできます。
長いところでは、10月まで流通する地域もありますので、もうすぐ旬の終る桃を見かけたら存分に味わってくださいね。
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