小豆は、スーパーの売り場でどこのコーナーに置いてあるのか探すのに迷ったことないですか?
一般の家庭では、料理や和菓子作りでたまに使うぐらいで、頻繁に使用する食材というイメージはありませんよね。
小豆は、100均でも売っているのか?糖質量やカロリーに気になる栄養分についてもまとめました。
小豆のスーパーの売り場はどこら辺?
小豆は、スーパーでは白玉粉や上新粉・もち粉・葛粉・片栗粉など粉もの製品売り場のとなりの棚に陳列されています。
小豆の売り場では、袋入りのゆであずき(つぶあん・こしあん)や、黒豆・金時豆・ひよこ豆・うずら豆・白花・大豆などが一緒に置いてありました。
小豆のスーパーでの値段は、店舗ごとで扱う商品によって違ってきますが、自宅近くのマックスバリュでは一番安いもので250g入りの「北海小豆」が税抜298円、高いもので600g入りの「十勝の豆 小豆」が670円(税抜)で売られていました。
ゆであずき缶も生の小豆の売り場にあると思ったのですがなかったので、魚や肉の缶詰コーナーを探してみましたがそちらでもなく、フルーツミックス缶などが置かれた製菓コーナーに並んでありました。
お店によっては、お餅コーナーに一緒に陳列されることもあるようです。
1kgなど大容量の小豆が欲しい場合は、業務スーパーで探せば見つかりますよ。
小豆は100均のダイソーやセリアでも売ってる?
小豆は100均にはさすがに売っていないだろうと思っていたら、ダイソーではゆであずき缶と袋入りの180gのこしあん・粒あんのゆであずき(北海道産)が売っていました。
セリアには生の小豆もあずき缶も売ってはいませんが、250g入りのつぶあん(袋入り)が缶詰コーナーに陳列されていました。
キャンドゥでは、乾燥した小豆は売っていませんが、165g入りのゆであずき缶は置いていました。
さずがに100均ではどこの店舗でも生の小豆は扱っていないようですね。
また、セブンイレブン・ローソン・ファミマのコンビニ各社でも生の小豆は売っていません。セブンとローソンの100均ストアでは、ゆであずき缶が売られています。
加工されていない乾燥の小豆を求めているのならば、100均やコンビニには置いていないのでお気をつけくださいね!
小豆の糖質量やカロリーは無糖でどのくらい?
小豆の糖質量やカロリーは、生・ゆで・缶詰の状態や無糖か加糖かでかなり違ってきます。以下の表では、100g中のそれぞれの糖質量やカロリーを表記しています。
小豆の種類 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
生の小豆 | 343kcal | 34.8g |
ゆで小豆 | 146kcal | 16.9g |
ゆであずき缶 | 218kcal | 45.8g |
上の表を見て分かるように、生の状態で小豆を食べることはないものの、乾燥状態ではかなりのハイカロリー・高糖質の食材に見えますね。
ところが、茹でることによって水を含んだ小豆の体積が2倍に膨れ上がり、無糖ではカロリーも糖質量も半分以下に減ります。
小豆と一緒によく煮て作られるいとこ煮では、かぼちゃやサツマイモが使われますが、100g中のゆであずきの糖質は、西洋かぼちゃ(17.1g)と同じくらいで、さつまいも(32g)では1/2ほどまで減らすことができます。
市販のゆであずき缶は、砂糖を加えて作られているため、カロリーも無糖のときより上がり、糖質量は乾燥状態のときよりもさらに高くなります。
次に、小豆を粒・こしなどあんこに加工したときのカロリーや糖質量の違いはどのような差を生むでしょうか。
あんこの種類 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
つぶあん | 218kcal | 45.8g |
つぶしあん | 244kcal | 48.3g |
こしあん | 155kcal | 20.3g |
さらしあん | 385kcal | 47g |
餡子を作る過程にはそれぞれ違いがあり、つぶ餡はゆでた小豆をつぶさないよう皮付きの状態を保って砂糖と一緒に練り、つぶし餡はつぶあんより少し皮が破けて崩れた状態のもの、こし餡はゆでた小豆に砂糖を加えずに裏ごすことで皮をすべて除いた状態にしたもの、さらし餡はこしあんを乾燥させて粉末状にしたものです。
表だけ見るとこしあんが圧倒的に低カロリー・低糖質に見えますが、こし餡は無糖で作っていくので、ここに砂糖が加わることで粒あん・つぶしあん・さらしあんよりも糖質量やカロリーが最も高くなり、小豆の加工状態では、つぶあんのカロリーと糖質が一番低くくなります。
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小豆の栄養はたんぱく質のほかにどんなものがある?
小豆の栄養で多いとされるのがたんぱく質です。100g中20.3gと大豆と比べると量は3分の2ほどになりますが、脂質は2.2gと大豆の約10分の1と高たんぱく低脂質です。
高タンパクで脂質の低い動物性の食品といえば鶏のむね肉ですが、100g中たんぱく質が23.3gで脂質が1.9gなので、脂質を抑えてたんぱく質を多く摂りたい方は、植物性の食品では小豆がおすすめの食材と言えます。
食物繊維が豊富と言われるごぼうと比較しても、小豆のほうが3倍を超える量を誇り、水溶性のペクチンと不溶性のセルロースやレグナンともにバランスよく含んでいます。
そのほか、鉄分やポリフェノール・サポニン・カリウム・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・リン・亜鉛・葉酸などたくさんの栄養が詰まっています。
まとめ
乾燥した小豆は、スーパーでは小麦粉製品などを扱う売り場の近くで売られていますが、あずき缶はフルーツみつ豆など果物の缶詰が置かれる製菓コーナーにあります。
市販のゆであずきは砂糖が入っていることが多いですが、井村屋から内容量45gのパック入り無糖のあずきもスーパーで見かけるようになりましたよ。
100均やコンビニでは生の小豆は売っていませんが、ダイソーやセブンイレブン・ローソンストア100では、ゆであずき缶のみ置いています。
乾燥した小豆を煮ることで糖質やカロリーが半減し、脂質も少なくたんぱく質や食物繊維などの栄養素も高いですが、おはぎやぜんざいなど和菓子で使われる小豆には砂糖がたくさん加えられて高糖質になっているので、食べ過ぎには気をつけてください。
こしあんよりもつぶあんの方がカロリーや糖質が抑えられるので、選ぶときの目安にしてくださいね。
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