カニは1年を通してスーパーで流通していますが、年末年始のお正月の時期にかけてが一番目にする機会も多く、値段も安いものから高いものまでありタラバ蟹やズワイ・毛ガニ・せいこ・越前・花咲など種類も豊富ですね。
通販ではカニお取り寄せの専門店が人気ですが、相場はどちらのほうが安いのでしょうか?種類別の違いやランクについてまとめました。
カニはスーパーで値段はいくらぐらい?
カニのスーパーでの値段は扱う店舗ごとに部位や種類によってまちまちですが、うちの近所では国産紅ズワイガニの爪肉300gが880円(税抜)・3Lサイズのボイルズワイガニ(3肩)2,990円で販売していました。
1kgあたりの価格で見てみると、ずわいがに(脚のみのポーションになると値段が上がる)6,000円~15,000円前後、たらば蟹8,000円~20,000円前後、毛ガニ8,000円~20,000円前後です。
スーパーでカニを購入するメリットは、ネット通販と違って自分の目で見て鮮度や状態を確かめながら選べることにあります。デメリットは種類が限られる・割高になる・味がぼやけたものにあたることがあるなどが挙げられます。
インターネットショップで購入する場合、商品を見て選ぶことができないという不安がありますが、スーパーなら実際に手に取って見ることができるという安心感があります。
ただ、スーパーのカニは仕入れにコストがかかり輸送までに日数がかかることから、値段も割高となり私たちが手にするときには味が抜けて美味しさが半減しているモノも少なくありません。
蟹が産地の周辺にあるスーパーや鮮魚に力を入れている目利きのバイヤーがいるような高級スーパーでは品質の高い商品を手に入れることも可能でしょうが、間に卸業者が入ってくる分マージンなどが発生することで価格面では安くはないということを覚えておいてください。
<12月26日追記>
年末も押し迫り、各スーパーの鮮魚売り場にもカニがずらりと並ぶようになりました。
ズワイガニはカット1パック400gが1,980円、ハーフポーション500g(ボイル・生)1,980円、爪ボイルM(560g・21個~24個入)3,480円オピリオ1.5kg(5~6肩)4,780円、棒ポーション17本入り3,280円。タラバガニはハーフポーション450g(ボイル・生)が3,280円でした。
カニの通販の相場のほうが安くてお得?
カニの通販での1kgあたりの相場がいくらぐらいになるのか?人気通販ショップのかに本舗・かにまみれ・北海道網走水産
3社の最安値を調べてみました。
通販サイト名 | ズワイ | タラバ | 毛ガニ |
---|---|---|---|
かにまみれ | 11,800円 | 12,340円 | 15,980円 |
かに本舗 | 3,200円 | 7,615円 | 8,900円 |
北海道網走水産 | 5,980円 | 9,800円 | 10,000円 |
上の表では、1lg越えや2kg・3kg・4kg・5kgでの価格表示を1kgで換算した最安値の値段を表示しています。生やボイル・むき身・ポーション・肩・姿などの違いもありますが、かにまみれが一番値段が高く、かに本舗が一番安いという結果になりました。
ただ、通販でもっとも高いかにまみれでさえも、スーパーの値段の相場に比べると安いことがわかりました。

カニの通販では中間業者が存在せずお店から産地直送で配送できることから、マージンや無駄なコストを極限までカットできるため、質の良い蟹をスーパーより格安で購入することができるというメリットがあります。
スーパーの売り場に並んでいるカニのように実際に目で見て確かめることができない不安もあるでしょうが、インスタやツイッターなどSNSが発達した昨今では容易に購入者の口コミを探すことができます。
扱う商品の品質が悪ければその後の売上げにも響くので、鮮度の高い美味しい蟹を届けられるよう各社とも努力しています。
通販だとスーパーでは手に入れることのできない種類のカニも選ぶことができますし、自宅用に格安で購入できる訳あり商品からお歳暮やお年賀に送ることのできるギフトセットなど幅広いラインナップの中から選択できる魅力もあります。
もちろん、すべての通販業者が優れた品質のカニを扱っているというわけではありません。スーパー通販それぞれに利点や欠点があります。通販で購入するときは、必ずクチコミを調べて評判を確認しておくことをオススメします。
カニの種類別の違いやランク
カニを購入するときに種類でどう違うのか迷った経験ありませんか?3大人気のずわい・たらば・毛がにの違いや特徴について紹介します。
ズワイガニ
ズワイガニは本ずわい・大ずわい・紅ずわいと品質によって種類が分かれており、日本海産では松葉ガニや越前がにの名で高級蟹として有名です。
甲羅が小ぶりで表面はツルっとして足長です。磯の香りや風味が強く濃い甘みとほど良い塩気が特徴的です。
脚の身は少なめなのでガッツリ味わいたい方には、ズワイガニは少し物足りなく感じるかもしれませんね。
料理を選ばず生でも茹でても焼いても美味しいですが、良いダシがでることから鍋にして締めにごはんを入れて雑炊にして食べるのがオススメです。
ずわい蟹はカニ味噌も堪能できるので、甲羅焼きにしてほぐし身を混ぜてご飯に乗せても絶品です♪

タラバガニ
タラバガニは分類学的にはヤドカリの一種になります。見た目がカニにソックリなのにヤドカリと言われる種類には、花咲蟹やあぶらがになどがあります。
甲羅も足も大きくトゲが多いという特徴を持つたらば蟹は、脚に身がたっぷりと詰まっていてプリっとした食感と食べ応えがカニ好きの間で人気です。
旨味が少なく大味のあっさりタイプで蟹味噌もないため、ボリュームよりもカニならではの凝縮したうまみを堪能したい人には向いていません。
ボイルすると身がふわっとして美味しいですが、焼ガニでいただいても美味しいです。

毛ガニ
毛ガニはその名のとおり殻にみっちりと毛が生えていてあまり大きくありませんが、濃い甘みと甲羅の隅までビッシリと詰まった蟹味噌の美味しさで人気です。
量よりもカニ本来の味を思う存分に楽しみたい人に向いていますね。
毛がには小さいですが殻がやわらかくむきやすいので、脚は茹でてポン酢などでいただき、かに味噌はそのまま食べたり身をほぐしてとも和えにしてもいいですね。
お味噌汁にすると出汁にコクがプラスされて上品な味に仕上がります。パスタのソースにすると濃厚な味わい深い美味しさがやみつきになりますよ♪
カニの種類の違いのほかにも、身の入り方によってランク分け表示がされていることもあります。
身入りが90%~100%は最高ランクの堅蟹、80%~90%は若上、60%~80%は若蟹、50%以下は脱皮と表記されます。
堅蟹や若上はギフト向き、若蟹は贈答品ではなく自宅用に楽しむ格安のカニ、脱皮は加工品として販売されるといった違いがあります。通販サイトに以上のような表記があった場合は、選ぶときの参考にしてみてくださいね。

まとめ
カニはスーパーでも手に入りますが、鮮度や値段など総合的に判断すると通販で購入するほうがお得です。
人気のずわい・たらば・毛蟹のほかにも花咲蟹などスーパーでは売られていない種類のかにも通販なら買うことができますね。
お腹いっぱい心行くままに堪能したければタラバガニ、風味や濃厚な甘みを味わいたいならズワイガニ、蟹味噌好きなら毛がにがオススメです。
かにまみれやかに本舗・北海道網走水産
など人気の通販ショップがありますが、購入前には口コミや評判をSNSなどでチェックし、吟味して選ぶようにしましょう。その際、良いクチコミだけばかりをみるのではなく、悪い口コミも見つけて総合的に判断するといいですよ。
通販サイトによっては品質ランクを表記している店舗もあるので、美味しいカニ選びの参考にしていただけたら幸いです。
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