大根は年間を通じて流通されていますが、スーパーでの値段の相場はいくらぐらいになるのでしょうか?
ふろふき大根やおろしにおでん・ステーキ・お肉やお魚と一緒に煮付けたり、スープやサラダにと1本あるだけでさまざまな料理に活用できますね。
皮はむくのか剥かないのか?上下で辛いのはどっちなのか?辛味をを取る方法についてもまとめました。
大根の値段の相場は1本いくらぐらい?
大根の値段の相場ですが、スーパーでは1本あたりどのくらいするのでしょうか?2020年10月5日現在の価格は98円から198円前後で、上下2分の1カットは98円から108円前後、4分の1カットで50円前後(すべて税抜)となっています。
大根の旬の時期は種類によって春夏秋冬あるため、スーパーでは一年中出回っていますが、私たちが手にする商品の大半が「青首大根」です。
季節によって大根にも特色があり、春から夏にかけて流通する商品は強い辛みが特徴で、秋から冬に出回る商品は甘みが強く瑞々しいモノが揃っています。
また、地域によって聖護院だいこんや練馬大根・三浦だいこん・桜島大根などブランド化された商品が楽しめたり、品種改良が進んだおかげで、紅芯ダイコンや紅しぐれ・紅くるり・紫だいこんなど赤系の色鮮やかで目でも楽しめる大根も増えましたね。
スーパーによっては農家産直の売り場コーナーを設けているところもあるので、チェックしてみてくださいね。
大根の栄養価は低いの?
大根は水分が多くパッと見は栄養価が低いのではないかといった印象ですが、白い根のところにはデンプン質の消化をサポートするアミラーゼやジアスターゼなどの酵素やビタミンCを豊富に含んでいます。
ビタミンCや酵素は加熱すると効率よく摂取できないため、大根おろしや生のままサラダにしていただくのがオススメです。
大根の葉にはβカロテンをはじめ、カリウム・カルシウム・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・食物繊維などの栄養素がたっぷりです。捨てずに塩もみして漬物にしたり、炒め物やじゃこなどと炒ってふりかけにするなどして、根も葉も余すことなく頂いてください。
大根100g中の部位ごとのカロリーや糖質は以下のとおりです。
部位 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
根 | 18kcal | 2.7g |
葉 | 25kcal | 1.3g |
大根1本あたりの重さは約1kgほどなので、白い根のところは丸ごとでも180kcalと低カロリー・低糖質な食材ということがわかりますね。
別の根菜類100gと比較してみると、レンコンは66kcal・13.5g、ニンジンは37kcal・6.5g、ごぼうは65kcal・9.7gと大根が1番ヘルシーなので、食卓に積極的に摂り入れたいですね。
大根は皮むくのか剥かないのどっち?
大根は皮をむいたほうが良いのか?それとも皮付きのままいただくのが良いのか?迷った経験ないですか?
大根の皮はビタミンCや食物繊維など栄養素の宝庫なので、できる限り皮を剥かずにいただくのがベストです。
とはいえ、おでんや風呂吹きに皮付きの大根を入れても味がしみ込みにくいため、しっかりと味を入れたい煮物では皮をむいて使うなど、調理方法によって皮をむくのか剥かないのかを決めれば良いと思います。
大根おろしでは皮ごとすり下ろして使い、剥いてしまった皮はきんぴらやナムル・野菜炒め・漬け物などでフル活用すると、栄養を逃すことなく生ゴミも減らせるので環境にもやさしく一石二鳥ですね。
大根はどこが甘い・辛い?
大根の根の上と下では、どこが甘くてどこが辛いのか知っていますか?大根は葉っぱに近づくほど甘く、根の先端に行くほど辛いと言われています。
辛みが少なく甘い葉の付近は生のままピクルスやおろし・ナムル・サラダに、中心付近は甘さと辛さの調和が取れた部分なのでポトフなど煮炊きするレシピや大根ステーキなどに、最も辛い下部は豚汁や酸辣湯などのスープ系やべったら漬けやゆずのハチミツ漬けなどお漬け物に向いています。
大根おろしが辛いと感じるときは、根っこに近い下の部位をすりおろしてあると考えて良いでしょう。これは、大根の辛み成分であるイソチオシアネートが、すり下ろして細胞が破壊されることで発生するという特性を持つからです。
辛味をとる方法は、以下の3つのいずれかで対処してください。
1.大根をすりおろす部位を葉に近い上部に変える
2.根に近いところを摺りおろす場合はしばらく放置する
3.粗目のおろし器を使う
辛いのが苦手な方は、大根葉により近い部分を大根おろしにしてみてください。下の方の辛い部位をすり下ろしたときに辛味を抜く方法は、すぐに食べずに少し時間を置きましょう。
ただ、長い時間置きっぱなしにすると辛味が飛び過ぎて、せっかくの大根おろしの意味がなくなってしまいます。ほど良い辛みを残したいときは、放置時間は30分程度に留めておきましょう。
また、目の細かいおろし金を使うより「鬼おろし」という粗めの大根おろし器を使うことで、辛み成分の発生を抑えた大根おろしを作ることができますよ。
家族でも甘い・辛いの好みはそれぞれ違うので、だいこんの部位の特徴を活かして違いを楽しんでみてくださいね。
まとめ
大根の値段の相場は、スーパーでは1本あたり税抜き98円~198円前後、2分の1カットしたものが98円~108円前後です。
一見すると栄養がない感じにも見えますが、低カロリー低糖質でヘルシーなのに葉の部分にはカロテンやビタミン・ミネラル類が、根の部分にも消化をサポートしてくれる酵素が豊富に含まれています。
皮の部分にもビタミンCや食物繊維などの栄養素がたっぷり詰まっているので、皮ごとすり下ろして生で頂くのがオススメですが、煮込み料理で使うときは味が染み込むように皮を剥いて使うなど、調理用途によって使い分けてみてください。
大根は葉側付近が最も甘みがあり、下へ行くほど辛みが増してきます。辛い大根おろしが苦手な方は上の甘い部分を摺りおろすなど、上中下と部位によって適した調理法があるので、それぞれの特性をつかんで料理に活かしていただけたら幸いです。
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