伊達巻はお正月のおせち料理に欠くことのできない卵とはんぺんを使った縁起食材ですが、年末年始じゃなくても甘くてフワッフワのスイーツのような伊達巻、急に食べたくなることありませんか?
卵はあるけどはんぺんがないときに代用できるモノはあるのか?巻きすなしでも作ることができるのか?日持ちは手作りでどのくらいなのか?保存方法や保存期間についてまとめました。
伊達巻のはんぺんがないときに代用できるものは?
伊達巻を手作りでカンタンに作るために白身魚や調味料で作られたはんぺんを使った代用レシピが人気なのですが、思い立って作ろうとしたとき手元にはんぺんがない状況もしばしばです。
伊達巻は卵と白身魚やエビのすり身・調味料を混ぜ合わせるのが正式な作り方のため、はんぺんがない場合は上記の材料に置き換えてミキサーやフードプロセッサーでミックスして焼いてください。
白身魚は皮や骨の処理が大変なのでエビのみで作っても大丈夫ですし、スーパーに売っている白身魚のすり身を使用してもOKです。
えびを使って作るときは、つまようじや竹串で背わた処理をし、水に溶いた片栗粉(分量は1対1)で揉み洗いする下処理を行うと汚れや臭みをとることができます。
ミキサーを使って卵白から先に撹拌するとふっくらした伊達巻を作ることができますが、なければ少々めんどうではありますがすり鉢とすりこぎを使ってすり身を作って下さい。
木綿豆腐でも代用することができます。豆腐ならはんぺんよりも常備している家庭が多いと思います。魚などの青臭い匂いが苦手な人やヘルシー志向の方にオススメです。脂質を抑えたいときは、絹ごし豆腐を使ってもOKです。
豆腐に置き換える場合は、ミキサーやブレンダーで混ぜる前にキッチンタオルを巻いた豆腐に重石をして1時間もしくは500Wのレンジで3分加熱して充分に水切りしておくのがポイントです。
変わり種では食パンで代用するレシピもありますよ。朝はトースト派で買い置きしている家も多いでしょう。食パンの耳を除いて牛乳に浸して卵液と砂糖と塩のみで作る伊達巻は、材料だけみるとまるでフレンチトーストのようですね。
クッキングシートを敷いてオーブンレンジで焼く伊達巻は、どこのご家庭にもある材料でカンタンに作れてビックリするほど美味しい伊達巻きになりますよ。
伊達巻の巻きすがないときに代用できるものは?
伊達巻を作るのに肝心の巻きすがないとき、どうやって代用したらいいでしょうか?
伊達巻には鬼すだれが使われますが100均には太巻きすだれしか売っていませんし、1,000円越えとお値段が張るので作る回数が少なければ割高に感じてしまいますよね。
そんな時はオーブンシートや輪ゴム・お箸を使えば、巻き簾がなくても伊達巻が作れます。
1.フライパンや卵焼き器などで焼いた伊達巻をオーブンシートの上にのせて
巻きやすいように浅く切り込みを入れてクルクルっと巻いていきます。
2.真ん中と両端の3か所に輪ゴムを通し、6本~8本のお箸を等間隔になるよう
輪ゴムとオーブンシートの間に差し込んでいきます。
3.伊達巻が入るコップに入れて立てて30分以上冷ませば完成です。
巻いたときのギザギザ模様を作る必要がなければ、箸は使わなくても大丈夫です。クッキングシートなら伊達巻の焼き目が巻きすにくっつく心配もいりませんね。
よく目にする伊達巻の右巻き・左巻き論争ですが、巻きすで巻く際は右巻きになるのですが、盛り付けのときに左巻きになってしまうことがあります。エネルギーが入る右巻きが縁起がいいといわれているため、盛り付けの際は注意してくださいね。
伊達巻の日持ちは手作りでどのくらい?
伊達巻の日持ちは手作りしたらどのくらい持つのでしょうか?
スーパーやネット通販で販売されている伊達巻は、冷蔵で7日から長くて9日の賞味期限設定がほとんどです。
お正月のおせちを手作りする方は早ければ28日から作り出す人もいるでしょうが、伊達巻などの焼き物は日持ちがよくないため、大晦日の31日に作る方が多いのではないでしょうか?
手作りの伊達巻の日持ちはせいぜい3日ほどのため、三が日の間に食べ切ってしまうようにしてください。
賞味期限は冷蔵で3日程度であって、暖房などが入った部屋で常温に置きっぱなしの場合はすぐに傷んでしまい食べられなくなるため、注意してくださいね。
市販の伊達巻は手作りより日持ちはしますが、その分添加物もたくさん入っています。自分で作れば材料もシンプルで保存料やカラダに良くない添加物を省けます。
はんぺんで作る場合は化学調味料や保存料不使用のモノがネットで売られているため、素材にこだわって作る方は探してみてくださいね。
伊達巻は冷凍保存できる?保存期間は?
伊達巻に限らず正月のお節はほかの料理との兼ね合いもあり、食べ切れずにあまりがちです。三が日のあいだに食べ切れそうになければ、すぐに冷凍保存してください。
冷凍したら味が落ちるんじゃないの?と不安に思うかもしれませんが、以下のポイントを抑えておけば美味しさを保ちながら長期保存可能です。
伊達巻は食べる分ごとに小分けしてラップで空気が入らないようにピッチリと包み、さらに冷気に触れて酸化しないようジップロックや密閉容器に入れて冷凍庫で保存してください。保存期間は約30日ほどです。
食べるときは前日の夜に冷蔵庫に移動させ自然解凍しておくことで、翌日そのままいただくことができますよ。
電子レンジで解凍することもできますが、温め過ぎで水分が飛び伊達巻が固くなり特有のふわふわ感がなくなるので、解凍モードで時間をかけて様子をみながら戻すのがいいです。
ジップロックごと沸騰したお湯に10分ほど浸けて解凍する方法もありますが、一番のオススメは自然解凍です。
まとめ
お正月の伊達巻には学業成就や子孫繁栄などの意味がありますが、おせちの中でも比較的カンタンに作れると思うので、私も今年は手作りに挑戦してみようと思います。
伊達巻をはんぺんなしで作るときは、エビや白身魚・豆腐(木綿・絹ごし)・食パンを代用して作ることができます。
巻きすがないときは、ラップやクッキングシートに輪ゴムと箸を鬼すだれの代わりに活用して巻いてくださいね。
手作り伊達巻の日持ちは冷蔵庫で約3日ですが、冷凍保存することで約1ヵ月と長持ちさせることができます。保存期間は目安程度に留め、早めに消費するようにしてくださいね。
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