ホンビノス貝はどこで買える?砂抜き不要ってホント?栄養成分のうまみをアップさせるコツも | 食のエトセトラ
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ホンビノス貝はどこで買える?砂抜き不要ってホント?栄養成分のうまみをアップさせるコツも

ホンビノス貝 どこで買える 食材

ホンビノス貝というハマグリに似た貝をご存知ですか?6年ほど前から関東のスーパーを中心に見かけるようになった千葉県船橋市が産地の貝は、どこで買えるのでしょうか?

貝特有の砂抜きや塩抜きは必要なのか?栄養成分をアップさせる美味しい食べ方、むき身が簡単にできる開け方についてまとめました。

ホンビノス貝が売ってる場所はどこ?

ホンビノス貝(本美之主貝)が主に販売されている場所は、関東地方のスーパーとまだ身近で購入できる店舗が少ないのが実情です。多くは、ネット通販からの直送でお取り寄せになります。

ホンビノス貝は20年前に発見された北米からやってきた外来種で、主に東京湾に生息していますが、関西では大阪でも発見されています。

あさりの産地であった千葉で青潮の影響を受け死滅してしまったアサリの代わりに、当時は見向きもされなかったホンビノス貝の美味しさと青潮の影響をうけない強い生命力が見直され、本格的に育てられ6年前から流通するようになりました。

4年前には千葉のブランド水産物にも認定されたホンビノス貝の魅力は、大ぶりなのに値段はあさりの3分の2・ホタテの3分の1で手に入り、身はプリっとして出汁も良く出て美味しいことです。

販売当初は知名度のなさから大アサリや白はまぐりといった名称で売られていましたが、現在はホンビノスガイの正式名で鮮魚コーナーに並んでいます。

ちなみに私の住む九州地方の大型スーパーイオンでは、ホンビノス貝400g前後が500円前後の価格で販売されていることを確認済みです。イオン系列のスーパーマックスバリュでは販売されいませんでした。東京近郊だけでなく全国展開する大型スーパーでも販売されているかもしれませんので、鮮魚コーナーをチェックしてみてください。

ネット通販では、1kgあたり1,000円から1,300円前後の相場で取り寄せすることができます。ネットショップの利用は送料がかかるのがネックですが、以下は送料無料で取り寄せできますよ。

築地の水槽でじっくり砂抜きをしたホンビノス貝約2kg(16~20個)が、送料無料で味わえます。届いてそのままバーベキューや酒蒸しにすることができ、砂出しの手間がないのがうれしいですね♪

ホンビノス貝の砂抜きはスーパーのものはしなくていい?

ホンビノス貝の砂抜き(モヤ抜き)は、スーパーで購入した商品はしなくていいって知ってましたか?あさりは砂出しが必要なのにホンビノス貝は砂抜き不要ってにわかに信じがたいですよね。

これは生息地に秘密があります。アサリは砂地に住んでいますがホンビノス貝は泥地に住んでいることから、砂を嚙むことがないため砂抜きしなくていいのです。

泥地に住んでいるのだから砂はなくても泥臭いのではないかと心配でしょうが、流通する過程で泥抜きしてあるためスーパーやネット通販で購入したものは泥抜きの必要もありません。

アサリって美味しいですけど、砂抜きしても食べたときに口の中でジャリっとすること多いですよね。せっかく時間をかけて砂出ししたのにジャリっとした瞬間一気に食欲がなくなるため、我が家では生のあさりを買う回数が減ってしまいました。

その点ホンビノス貝は砂抜きの下ごしらえの手間が省けるので、殻に付いた汚れを水洗いするだけで網焼きやお吸い物、レンジで酒蒸しやフライパンでバター焼き、クラムチャウダーや鍋などのレシピで時短調理ができます!

ただ、潮干狩りで獲ってきたホンビノス貝は必ず砂抜き(泥や排泄物を吐かせるモヤ抜き)と塩抜きの下処理が必要です。海水もしくは1000mlの水に対し大さじ2杯の塩で作った食塩水に1時間ほど浸けて泥出しをしたあと、しっかりと汚れを洗い流してザルにあげそのまま1時間~3時間ほど置いて塩抜きしてください。50度のお湯に浸ければ、砂抜き時間を30分に時短することも可能ですよ。

潮干狩りで獲ったホンビノスガイは、塩抜きせずに食べるとしょっぱくて食べ辛いので塩抜き処理することと、調理の際はいつもより塩気の控えめにして作るのが美味しく料理するポイントです♪

ホンビノス貝の栄養成分をアップさせるコツ

ホンビノス貝に含まれる栄養成分(うまみ成分)のコハク酸は、あさりの5倍の量になります。たっぷりと含まれた旨味を最大限に引き出すコツは、ホンビノス貝を放置してストレスを与えることです!1日の放置でコハク酸量は2倍、2日ではなんと4倍にもコハク酸が増えることがわかっています。

ボウルに水から出したホンビノス貝を入れたら身の乾燥を防ぐために殻の表面を濡れタオルで覆い、冷蔵庫に入れて2日間放置するだけです。水に浸けないことで酸素不足によるストレスの中でエネルギー生産を行うことになるため、栄養成分のコハク酸が増加し旨味アップにつながるというわけです。

ホンビノス貝のうま味をより感じることのできるお吸い物やスープのほか、ポトフ・クラムチャウダー・リゾット・パエリアなど出汁のうまみを活かせるレシピでの活用がオススメです♪

インスタントの袋ラーメンに寝かせたホンビノス貝の茹で汁を使用すれば、グレードアップしたインスタントラーメンに生まれ変わります。煮汁は塩気が強いので、粉末スープの量を半分から3分の2で調節して作るのがポイントです。

あさりも常温で3時間放置することで旨みがアップしますので、より美味しく食べたいときは貝ごと放置してストレスを与えて栄養成分を引き出しましょう!

あさりの砂抜きや塩抜き時間や旨味成分を引き出すコツについては、以下にまとめましたので参考にしてみてくださいね。

ホンビノス貝のむき身は冷凍で簡単に開く?

ホンビノス貝のデメリットは、貝柱の収縮が強くむき身にしづらいことですが、開かない貝を簡単に開ける方法が冷凍することです。

ホンビノス貝を一晩冷凍し15分ほど水に浸けると貝柱が緩んで殻にスキマができるため、バターナイフやフォーク・スプーンの柄を使ってきれいに剥くことでカンタンにむき身ができます。

揚げ物は加熱したホンビノス貝でも作ることができますが、身が硬く食感も悪くなるため生のむき身で作るフライほうがプリっとした歯ごたえを味わうことができます。

ホンビノス貝を冷凍して半解凍すると、うまみ成分がぎゅっと凝縮したドリップも出てきます。ドリップは捨てずに一緒に調理して思う存分味わいましょう。ホンビノス貝の冷凍ドリップは、深川飯風のたまごとじ丼や海鮮チヂミ・グラタン・しぐれ煮などのレシピで活用してください。

ホンビノス貝の開け方や剥き方などに関係するむき身調理でなく出汁を活かした調理法では、加熱前に鍋全体を覆うくらいの氷を入れて中火で煮ることで温度が上がるのに時間がかかり酵素が出る時間が増えた結果、うまみ成分のアミノ酸が3割増え美味しい出汁を取ることができますので、こちらも試してみてくださいね♪

まとめ

ホンビノス貝は身が大きく旨みもありリーズナブルな値段で買えることから、アサリやハマグリにも引けを取らない貝として人気の高まっている貝です。

関東や関西のスーパーほか全国の大型スーパーのイオンなどでは販売されている店舗もありますが、まだ知名度が低く流通量も少ないため、ネット通販で購入するのが確実です。

スーパーやネットで販売されているホンビノス貝は砂抜きの必要がないため、貝ごと蒸したり煮たりする料理ではそのまま調理できるのが魅力の一つです。

上に挙げたうまみ成分をアップさせるコツや美味しい出汁を取るテクニックを駆使して、ホンビノス貝のいろいろなレシピに挑戦してみてくださいね♪

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