柏餅といえば5月5日のこどもの日(端午の節句)の定番スイーツですが、味噌餡の地域があるってご存知でしたか?
私の中の柏餅の中身はあんこが常識でしたので、みそあんがあることを知ったときは衝撃でした!
葉っぱの名前や食べれるのか?どうやって作るのか?作り方や手作りキット情報についてもまとめました。
柏餅を味噌餡で作る地域は?
柏餅を味噌餡で作る地域は、東京近県より上の地方ではよく見られますが、関西より下の中国・四国・九州地方では見かけません。私の住んでいる西の地域でも、みそあんはどこにも売られていません。
柏餅の味噌餡が販売されている都道府県は、北海道や宮城・京都・滋賀・東京・神奈川・千葉・茨城・長野・静岡などです。
東北でも新潟では味噌餡が販売されているのを見たことがないという方もいれば、関西の大阪ではデパ地下では見かけたけど近所の和菓子屋では見かけない、名古屋や埼玉でも売っているお店とそうでないお店があります。
名古屋には赤味噌の文化がありますが、どこでもみそあんの柏餅が売られているわけではないので、味噌餡好きの方はカルチャーショックを受ける方もいるようです。
関東では端午の節句に食べられる和菓子といえば柏餅ですが、関西ではちまきが定番でおなじ地方に住んでいても、柏餅の味噌餡があたり前の方もいればそうでない方もいることがわかりました。
柏餅の味噌餡は、白味噌と白いんげん豆などで作った白あんを合わせて作られますが、こしあんやつぶあん入りのかしわ餅と区別するために、食紅を使ったピンク色の餅で包まれます。
子どもの頃から柏餅といえば白いお餅のイメージが強く、緑色のヨモギ餅に粒あんが入ったモノも私の中ではここ最近多く見かけるようになった印象なのですが、ピンク色のお餅に包まれた味噌餡は食べたことがないので、通販でお取り寄せしてみたいなと思いました!
柏餅の葉っぱの名前は?食べれるの?
柏餅の葉っぱの正式な名前は、槲(読みは同じかしわ)と書く落葉広葉樹を指し、ギザギザがない葉っぱのコテシガワを指す柏ではないことがわかりました!
見た目はまったく違う葉っぱですが、同じカシワと読めることから難しい槲よりも柏表記が定着したということです。
もともと柏餅の葉っぱには丸いサルトリイバラが使われていましたが、関東では手に入りにくかったことから、入手のしやすさと葉が落ちにくいことより子孫繁栄の縁起を担いで槲が代用されるようになり現在に至ります。
逆に、関西から九州にかけては柏の木が自生しにくいことから、サルトリイバラや朴の葉・ミョウガの葉が柏餅の葉っぱとして使われることが多く、かしわの葉で包まれていないものは道の駅などでしばもちという名前で販売されています。
柏餅の葉っぱは桜餅と同様に食べれるのか調べてみましたが、一般的に食用扱いではありません。お餅にくっつくので、桜餅の塩漬けされた葉に比べて剥がしにくく食べ辛いのが難点ですが、絶対に食べてはいけないということでもありません。
むかし柏餅の葉っぱをキレイに剥がせずにかしわの葉ごと食べたことがあるのですが、固くてザラザラした食感で苦味もあるし筋張っていて美味しくなかったので、それ以来しっかりと葉っぱを外して食べるようにしています(笑)
柏餅にかしわの葉っぱが巻かれるのは、防腐剤としての役割があるほか、香り付けや餅の乾燥を防ぎ持ちやすく食べやすいなどが理由に挙げられます。
柏餅の葉っぱを食べるのが好きという方は少ないような気もしますが、葉も含めて丸ごと味わいたいときは、蒸し器などで蒸して葉っぱをやわらかくして食べやすい状態にして食べるのがオススメです。
葉っぱは無理に食べる必要はありませんので、基本的に外してからいただいてくださいね。
柏餅の手作りキット
柏餅の作り方の基本は、餅は上新粉に砂糖や塩を混ぜて蒸し器で蒸して作ります。上新粉がないときは、米粉のみやもち粉・白玉粉を合わせて作ったり、もち米をついて代用して作ることもできます。
柏餅を手作りする材料はスーパーや100均のダイソーでも揃うので、今年のこどもの日は柏餅を手作りしようと考えていらっしゃる方は、材料を揃えてお子さんと一緒に作るのもいいですね♪
柏餅の材料は揃うものの、葉っぱを販売するスーパーはまだまだ少ないのが実状です。デパートや製菓材料を扱うお店が近くにあれば販売しているかもしれませんが、確実に手に入れられるのはネット通販です。
製菓材料や道具を扱うネットショップcottaでは、柏餅の手作りキットが販売されています。
こどもの日にピッタリ!cotta(コッタ)のお絵かき柏餅キットの詳細はこちら
かしわ餅を作るのに必要なもち粉にこしあん・葉っぱ・チョコペン・動画付きレシピカードがセットになって届く、便利な手作りキットです。餅も蒸し器で蒸す必要がなく、電子レンジでチンしながらこねるだけで簡単に8個分の柏餅を手作りすることができます。
中に入れる小豆もできあがったものを丸めるだけなので、柏餅の手作りが初めての方でも手軽に作ることができますね♪
子供の日にお子さんと一緒にチョコペンでお絵描きすれば、オリジナルかしわ餅を作ることができます。
小豆も自分で炊いて好みの味付けをし柏餅の葉っぱだけ取り寄せたいという方は、ネット通販で20枚220円前後や100枚880円前後の値段で販売されているので探してみてくださいね。
まとめ
柏餅の味噌餡が食べられる地域は主に関西より上の地方で多く、中国・四国・九州地方ではあんこが主流で販売されていません。みそあんはとても珍しい種類ですが、販売されていない地域でも通販でお取り寄せが可能です。
柏餅の葉っぱの名前は正式には槲と書きますが、柏表記の方が覚えやすく落ちにくい葉で縁起担ぎを理由に、種類の違う葉っぱですがこの漢字が使われるようになりました。
桜餅の葉と違い硬くて筋張って食感が悪いので、食べれないことはないですが一緒に食べるのはオススメしません。
昨年から続くおうち時間の増加にともない、お菓子作りの時間が増えているご家庭も多くなっています。初心者の方でも簡単に作ることのできる柏餅の手作りキットも通販でお取り寄せできるので、今年のこどもの日はお子さんと一緒にかしわ餅作りを楽しんでみてくださいね♪
コメント
浦和に30年ほど住んでいますが、ピンク色の味噌餡柏餅、和菓子屋さんで普通に売ってますよ。
あと、希にピンク色じゃなくて黄色の柏餅を見かけまず(味噌餡)
コメントありがとうございます(^^)
柏餅の味噌餡は、埼玉では売っているお店とそうでないお店があるようですが、もにゅるんさんがお住いの浦和には30年以上も前から存在するのですね!
ピンクだけではなく黄色の柏餅の味噌餡もあることには驚きました(@_@)
貴重な情報ありがとうございましたm(__)m
はじめまして。
奇遇ですね。
わたしも浦和(桜区)にずっと住んでますが、浦和には確実に味噌餡でピンク色の柏餅があるんですよ。
黄色は見たことがないです。
いつも、行きつけの老舗和菓子屋さんに行って購入してます。
今回も購入しました。
老舗和菓子屋さんだけではなく、スーパーでもどこでもピンクの味噌餡柏餅があって、わたしは普通のあんこが苦手なこともあって、それしか食べていません。
これから柏餅についてブログ記事を書くところなんです。
コメントありがとうございます(^^)
彩ますみさんも浦和のご出身でいらっしゃるのですね!
ブログ拝見させていただきましたが、味噌餡の柏餅美味しそうでした~(≧▽≦)
私は柏餅といえば小豆という概念しかなかったので、ピンク色の味噌餡の柏餅があることを知ったときはカルチャーショックでした笑
全国に味噌餡の柏餅が広がること希望です♪
こんばんは。
ブログを拝見いただいてありがとうございます。
老舗の和菓子屋さんと、スーパーで買ったピンクの味噌柏餅を両方挙げてますので、見ごたえはあったのではないかと自負してます。
全国に広がって欲しい…
もちろんそうなのですが、その地域特有の食文化があるからこそおもしろいんだろうな。
とも、思ったりします(*^-^*)
とは言え「なんでこれ埼玉にないの?」と思うことは多くあります(^▽^;)
仰るとおり、地域ごとに文化が異なるからこそ、
おもしろくもありますよね(^-^)
なんで自分の住んでいる地域には売ってないの?
と思うものもたくさんありますが、
なくても大概のものはネットで取り寄せられますもんね♪