白玉粉は、和菓子だけでなく洋菓子作りにも活用できる材料として人気ですが、スーパーでは値段はいくらぐらいで売られているのでしょうか?
中秋の名月(十五夜)も近づいてきたので、月見団子を白玉粉で作るというご家庭もあるかと思います。
100均やコンビニでも売っているのか?意外と知らないカロリーや糖質についてや、代用品として使えるモノについてもまとめました。
白玉粉の売り場に値段はスーパーでいくらぐらい?
白玉粉は、スーパーでは薄力粉や強力粉など小麦粉製品を扱う売り場に行けば見つかります。上新粉やだんご粉・もち粉・葛粉・わらび餅粉などと一緒に陳列されてあります。
白玉粉の値段は、自宅近くのスーパーマックスバリュでは、100g入り205円から200g入り302円・250g入り313円(すべて税込価格)の3種類のほか、プライベートブランドの白玉粉が200g税込300円でした。
お住いの地域や取り扱う商品によって若干の差はあるかと思いますが、おおよそ200円から300円前後の値段で売られていると思ってください。
白玉粉は、みたらし団子や白玉ぜんざいなど和スイーツがカンタンに作れるだけでなく、ゼラチンと混ぜてわらびもちを作ったり、ホットケーキミックスなどと混ぜてドーナツやワッフル、強力粉と合わせてパンも作れるなど洋スイーツでも使えることより、スーパーでも需要が伸びています。
業務スーパーの白玉粉は、200g入りで税抜198円とスーパーよりも容量が多くて安いですね。手が汚れるのでこねるのが面倒という方は、すでに出来上がった冷凍の白玉団子が1kg298円で販売されているので、活用してみてはどうでしょうか?
白玉粉はセブンイレブンやダイソーでも売ってる?
白玉粉は、100均やコンビニでも売っているのか?自宅近くの店舗で探してみました。
コンビニのセブンイレブン・ローソン・ファミマ3社とも、片栗粉は置いてありましたが、白玉粉は扱っていません。
100均のダイソー・セリア・キャンドゥですが、ダイソーのみ230g入りの白玉もち粉の取り扱いがあります。
「白玉もち粉」と「白玉粉」の原料は同じもち米ですが、厳密な違いは製法と食感のちがいにあります。
白玉粉は、水洗いしたもち米を石臼で水と一緒に挽きつぶして沈殿したものを乾燥して粉末にし、白玉もち粉は、もち米を水で洗い乾かしてから粉にしたものです。
白玉粉で作る団子のほうがツルっとした滑らかさがある一方で、白玉もち粉は白玉粉よりもキメが細かく求肥としても使われることからモッチリ感が強いです。
100均・コンビニでは、唯一ダイソーで販売されていますが、「白玉もち粉」なので上に挙げた白玉粉との違いを把握したうえで、購入を検討してみてください。
白玉粉のカロリーや糖質はどのくらい?
白玉粉のカロリーは、100gで369Kcal、糖質は79.5gです。見た目のイメージからは、なんとなく低カロリーな感じもしますが、原料は炭水化物であるもち米なので食べ過ぎは油断禁物です!
水・白玉粉ともに同量の50gを使って100gの白玉団子ができあがりますが、カロリーは185Kcal・糖質は約39.8gとなり、白玉団子1個(10gで計算)に換算するとカロリーは約19Kcal・糖質は約4gになります。
白玉粉が入った「ぜんざい」や「あんみつ」には、最低でも3個の白玉団子が加えられていて、プラスあんこや生クリーム・アイスクリームがトッピングされていることを考えると、和菓子でも組み合わせる素材によってハイカロリーで高糖質になることは否めません。
白玉粉で作られるみたらし団子のカロリーは、ひと串あたり120Kcalから150Kcal前後で、糖質は約35g前後です。1パック3本入りのため、一気に食べてしまえばカロリー・糖質も3倍になります。
糖質もカロリーも和菓子に比べて高そうなイメージの洋菓子のショートケーキ1個のカロリーは366Kcalで糖質は28.5gなので、糖質を控えている方は、和菓子といえども控えめにしておいた方が賢明だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ただ、脂質という観点から見れば白玉粉はとても優秀で、みたらし団子1本中の脂質は約0.32gで3本食べても約1gですが、ショートケーキの脂質は25.3gと25倍の脂質量になります。
健康を考えるとき、糖質やカロリーばかりに目が行きがちですが、実は脂質量も見逃せません。カロリーや糖質が同じような食べ物では、脂質が少ないほうを選ぶことをおすすめします。
白玉粉の代用品として使えるものは?
白玉粉の代用品となり得るものとして、どんな素材が利用されているでしょうか?ストック切れや在庫切れ・売切れで手に入らない場合は、以下のものでレシピ置き換え可能です。
上新粉
私たちが日常的に頂いているごはんの「うるち米」が原料である上新粉は、噛み応えのある弾力で白玉粉のようなのどごしとまではいきませんが代用品として利用できます。
形が崩れにくいので、十五夜で馴染みの深い月見だんごや外郎・かしわ餅などの和菓子で用いられています。
生産量が安定しているため、スーパーでの値段も200gで税抜158円と安く手に入れられるのも魅力ですね。
もち粉
もち粉は、白玉粉の原料と同じく「もち米」で作られているので、白玉粉を使うレシピで置き換えて作ってみてください。
粒子が細かく、ぎゅうひとしていちご大福や羽二重餅・バターもち・うぐいす餅などの和菓子で用いられることから、白玉粉に比べてモチモチっとした食感の出来上がりになります。
価格は、スーパーで250g入りが300円(税込)です。
だんご粉
だんご粉は、糯(もち)米と粳(うるち)米を組み合わせたものなので、白玉粉の代用品で応用してみてください。配合の割合はメーカーによってまちまちですが、白玉粉よりも歯ごたえのある食感に仕上がるのが特徴です。
笹もちやサツマイモの入ったいきなり団子・きびだんご作りにピッタリです。値段は、250g入り178円(税抜)で、スーパーで売られていますよ。
米粉
米粉は、上新粉の原料と同じでうるち米が使われていますが、上新粉よりもソフトな食感で、かしわ餅や大福・ういろう作りなどで白玉粉の代わりに活用することができます。
注意したいのが、製菓用とパン用2種類の米粉があり、パン作り専用の米粉にはグルテンが加えられているものもあるため、米粉で代用するときは製菓用を必ず選ぶようにするのがポイントです。
米粉の価格は、300g入り159円(税込)でスーパーに陳列されていました。
【関連記事】
上新粉の値段はスーパーでいくら?使い方や特徴は?米粉や白玉粉・片栗粉で代用できる?
だんご粉はスーパーで値段はいくら?白玉粉や上新粉との違いに固くならない方法も
米粉はスーパーの売り場で売ってる?小麦粉との違いは?ケーキやクッキーに代用できる?
片栗粉はスーパーのどこで売ってる?セブンイレブンやダイソーにもある?糖質量が多いってホント?
まとめ
白玉粉は、スーパーで100g入りから250g入りのものが200円から300円で、粉もの売り場で販売されています。
業務スーパーでは、同じ内容量でもスーパーより値段が格安で、手作りの手間を省ける冷凍の白玉粉も売られています。1kgなど大容量のものが必要な場合は、業務スーパーやネット通販でお買い求めくださいね。
コンビニ各社では白玉粉の販売はされておらず、100均ではダイソーだけ「白玉もち粉」を取り扱っています。
カロリーや糖質は、白玉団子1個を10gとして計算すると19Kcalに約4gですが、小豆や生クリームなどと一緒にお菓子に加工されることで跳ね上がるため、食べ過ぎには留意してください。
白玉粉の代用品としては、同じように米を原料とする上新粉・もち粉・だんご粉・米粉で置き換えていただけます。米の種類や製法で食感が違ってきますが、いろいろと置き換えて試してみてお菓子作りを楽しんでくださいね。
コメント
とても良いテーマでちょうど探してました。ありがとうございます。
コメントありがとうございます(^^)
これからもお役に立てる情報発信に努めて参ります!