梅干しがご飯のお供に欠かせないという方も多いでしょうが、1日何個までなら食べてもいいのかなと悩んだ経験ありませんか?
カラダに良いと聞くとついつい食べ過ぎてしまいそうですが、塩分の取り過ぎも気になりますし、3パーセントや10パーセントなどどれを選べばよいのか迷います。
今回の記事では、梅干しは一日何個まで食べていいのか?塩分何パーセントのものを選ぶのがいいのかや、食べ合わせの悪い組み合わせについてもまとめました。
梅干しは一日何個まで食べていい?
梅干しは、食べても一日1個までにとどめておきましょう!
梅干し好きの人は、塩気と相まって白ごはんが進むことから1日に3個や多い人では10個も食べる人もいますが、カラダに良いからといって取り過ぎると塩分過多となり、高血圧や心疾患の原因にもなります。
一日の塩分の平均摂取目安量は年齢によって異なりますが、12歳以上の男性で7.0g~7.5g、女性は6.5g~7.0gとなっており、疾病の有無にかかわらず男女とも6.0g未満が推奨されています。
梅干し1個あたりの塩分は1粒の大きさにもよりますが、1g~2.5gほどです。塩分が2.5gの梅干しを3個食べた時点で7.5gと、一日の推奨量を超えてしまいます。
梅干しの塩分に限ったことではなく、日本人の食卓に欠かせない味噌汁の塩分は、1杯あたり1.2gほどです。
漬物などを含む発酵食品に加え、塩鮭や塩サバ・アジの干物、かまぼこやちくわなど練り物製品、インスタントラーメンなどの加工品も塩分が高く口にする機会が多いため、バランスを考えたうえでの摂取を心がけることが必要です。
古来より、梅干しは食べ物や血液・水毒に対して効果があるといわれ、夏場の暑い時期は食中毒を防ぐためにお弁当に活用されるだけでなく、梅干しに含まれるクエン酸が酸性に傾いた体内をアルカリ性に戻すことから、疲労を取り除く夏バテ食としても重宝されています。
ただ、どんな良いモノも取り過ぎはいけません!毎日欠かさずに食べている方も、梅干しは一日1個だけにしてくださいね。
梅干しの塩分は3パーセントから20パーセントまでさまざま
梅干しといっても作り手によって塩の使用量もさまざまで、塩分も3パーセントから20パーセントの商品まで幅広くあります。
かなり昔の梅干しは、塩分が30パーセントを超えていて、しょっぱすぎて食べられないくらい塩味がキツかったようです。
塩分が何パーセントのものを選べばよいのかは、味の好みや疾病の有無によって変わってきます。
一般的にいい塩梅と言われる梅干しの塩分濃度の基準は平均15%~20%ですが、高血圧や心疾患の持病がある方は5パーセントや8パーセント・10パーセントといったうす塩や減塩タイプの商品を選びましょう。
スーパーでは、塩分を控えめにしてはちみつやかつおぶし・昆布などで味付けした市販の調味梅干し商品もたくさん販売されています。
塩分のパーセントが表示されていない商品もありますが、調味梅干しで8%ほど、減塩や低塩・うす塩表示の商品で15%ほどです。スーパーなどで選ぶときの参考にされてください。
梅干しの塩分は、多めなほどカビが生えにくく長期保存が効き、少なめなほどカビが生えやすく賞味期限が短くなります。
梅の出回る時期に完熟梅を使って手作りの梅干しを作っている方もいらっしゃるでしょうが、初めて作る方も塩分18パーセントで作るとカビも生えにくく保存が効き失敗しないと言われています。
市販品は手軽に食べられて便利ですが、自分で漬けた梅干しのほうが経済的にはコスパもよく家計にもやさしいですね。
おうち時間が増えて今年初の梅仕事をしてみようと考えている方は、塩分18パーセントで梅干しを漬けてみてはいかがでしょうか?
梅干しの食べ合わせでダメな組み合わせはあるの?
梅干しの食べ合わせで悪い組み合わせの代表格といえばうなぎでしたが、最近になってまったく根拠がないことが分かりました。
一説によると、梅干しには食欲を促進する働きがあることから、高級なうなぎを食べ過ぎないようにするため食べ合わせが悪いと広まったようですが、一緒に食べてもダメではありません!
土用の丑の日に鰻を食べる人も多いと思いますが、脂の乗ったうなぎは美味しいですが食べ過ぎると胃もたれや胸焼けがします。
そんなときは、口直しに梅干しを食べてクエン酸で口の中をサッパリとさせましょう。
そのほかの食材を見てみると、牛乳やチーズ・ヨーグルトなどの乳製品も食べ合わせが悪いと出てきます。
梅干しに含まれるクエン酸が乳製品に含まれるカルシウムの吸収をサポートし骨の成長を助ける働きがあるため、食べ合わせがダメなどころか良いことがわかります。
私は青梅ジャムや梅シロップをヨーグルトに混ぜて食べるのが好きなのでよく食べているのですが、理にかなった食べ方なので継続していこうと思います。
梅干しと納豆の食べ合わせも腸内環境を整えてくれるので組み合わせとしてはいいのですが、調べている過程で生卵と納豆は食い合わせが良くないことがわかりました。
私も納豆に生卵を合わせて食べるのが好きだったのでちょっとショックでしたが・・・。
納豆に含まれる皮膚や髪を健康に保つビオチンという成分の吸収を卵の卵白に含まれるアビジンが阻害する働きをするため、納豆は生卵を入れずに食べるのがオススメです。
コーヒーやキムチ・カレーと梅干しの食べ合わせについては、珈琲と梅干しを一緒に食べる人はそうそういないでしょうが、相性については問題ありません。
キムチは同じ発酵食品の梅干しや納豆と合わせると酸味と辛味が絶妙にマッチして美味しいですし、カレーはインドスパイスのタマリンドと梅干しの酸味が似ているので、必然的に良い組み合わせです。
梅干しと食べ合わせがダメな食材は特別ありませんので、組み合わせは気にすることなくいただいてくださいね♪
まとめ
梅干しの食べ過ぎは、1日の塩分摂取量をカンタンに超えてしまう恐れもあるため、一日1個までにしておきましょう。
高血圧と塩分の関係はさまざまな論議があり、減塩のし過ぎも良くないと言われます。
精製されたお塩よりも天然塩にするなど摂取する塩の質の問題などもありますが、何ごともほどほどにバランスよくが一番ということです。
梅干しとの食べ合わせが悪い食材はありませんので、塩分のバランスを気にしつつ発酵ライフを楽しんでくださいね♪
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