果実酢(フルーツビネガー)が体にいいと人気が高まっていますが、気になるのが糖質です。
手作りレシピを見ても、作り方によっては結構な量の砂糖が使用されている物もありますが、砂糖なしでも作ることはできるのでしょうか?
果実酢の保存方法や保存期間に、スーパーや通販で購入できるおすすめの市販品についてまとめました。
果実酢を砂糖なしで作る方法
果実酢は健康にいいと聞くけれど、いざ手作りしてみようと作り方を見てみるとたくさんの砂糖が使われていて、思わず作るのをためらってしまったという方もいらっしゃるのでは?
果実酢は、砂糖なしでも作ることはできるので、糖質量が気になるという方は、無糖の果実酢を作ってみてはいかがでしょうか?
材料は、お好きな果物100gとお酢200gを混ぜて作るだけととってもカンタンです!
果実酢の砂糖なしの作り方は、果物をしっかりと洗って水気を拭いたらほど良い大きさにカットし、煮沸消毒した瓶に入れ、お酢を注いで常温の涼しい場所か冷蔵庫で保存し1週間ほどすれば完成です。
レモンやオレンジ・りんご・ぶどう・柿で作るときは基本皮ごと浸けますが、キウイやパイナップル・梨などは皮をむいて浸けてください。
使用する果物の農薬が気になる方は、皮を剥くか、国産無農薬の物を手に入れて皮ごと使ってください。
果実酢を砂糖なしで作ると、果物にカビが生えやすくなるので、全体が浸かるよう1日1回は瓶の中のフルーツをしっかりと混ぜてください。
砂糖が入っていないことで、そのまま飲むとお酢の酸味で飲みにくく感じることがあるかもしれませんが、果実酢は酸性で原液のまま飲むと胃が荒れるので、必ず炭酸や牛乳・豆乳などで割って飲んでください!
飲み方としては、1日大さじ1杯から2杯(量にして15mlから30ml)を5倍から7倍に希釈して飲むのがベストです。果実酢が体にいいからといって、これ以上飲むのは厳禁です!
無糖で作ったフルーツビネガーを割るときは、ほんの少しハチミツを加えると甘さがプラスされて飲みやすくなりますよ。
また、果実酢を砂糖なしで作るときに使用するお酢の選び方ですが、まろやかな甘みとコクで酸味の少ないのが特徴の純米酢を使うのがピッタリです。
穀物酢は、酸味が強く味もしっかりとしているため、氷砂糖を加えて作る果実酢にはピッタリですが、砂糖不使用の果実酢作りには向いていません。
お酢に含まれるクエン酸による疲労緩和や血圧の低下・体脂肪や内臓脂肪の減少など健康のために飲んでいるはずなのに、ビタミンやミネラルを含まない大量の白砂糖や添加物の入った果実酢を飲んでいては、本末転倒です。
白砂糖には、体内のカルシウムの吸収を阻害したり、ビタミンB1を消費するといった悪影響を及ぼすことも考えられますが、砂糖なしであれば気にせずに飲むことができますね。
どうしても飲みにくいのであれば、はちみつやマヌカハニー・オリゴ糖などを少量加えて飲んでくださいね。
果実酢の保存方法や保存期間
果実酢の保存方法は、仕込み時期の1週間は常温保存でかまいませんが、飲めるようになったら冷蔵庫で保存するのがベストです!
果実酢の保存期間は1年ほど日持ちしますが、果物の芳醇な香りを楽しむには1ヵ月以内に飲みきってしまうのがいいでしょう。
お酢自体は腐りませんが、水分を多く含む果物は果実酢に浸けることでカビやすいため、常温の保存環境によっては漬けている間に腐ってしまう可能性もあります。
心配なようであれば、仕込みのときから冷蔵庫で保存しても構いません。
果実酢から取り出した後の果物は、そのまま食べてもいいですが酸っぱいと思うので、賞味期限を長く日持ちさせたいならフルーツジャムにするのがオススメです。
お砂糖の量を控えめにするか、はちみつと合わせてフルーツジャムにするといいですね。果物のジャムを作るときに欠かせないレモン汁も、お酢に漬けてあるので加える必要はありません。
食パンやベーグルにつけて食べるのはもちろん、ヨーグルトやバニラアイス・クラッカーに添えて食べたり、チキンやポーク・ビーフなどの付け合わせのソースや、ドレッシングにも活用できます。
取り出した果物をそのまま飲むヨーグルトや豆乳に加えてラッシー風にしたり、スムージーに加えていただくのも良いですね。
春はいちごやびわ・きんかん・デコポン・八朔・さくらんぼ・グレープフルーツ・梅、夏はブルーベリーやラズベリー・ライチ・メロン・マンゴー・桃・あんず・プラム・すもも・プルーン・マスカット・巨峰、秋はいちじくやざくろ・ラフランス・ぶどう・リンゴ・梨・柿、冬はゆずや文旦・温州みかん・国産レモンやキウイなど一年を通じてさまざまな果実酢を楽しめますね♪
バナナや柑橘系も1年中何かしらの種類が出回っていて保存も効くので、いろいろなフルーツビネガーをアレンジして味わうことができるのも魅力です。
果実酢の果物も1種類だけでなく組み合わせて作ることもできるので、その時々の旬のフルーツを組み合わせ、1ヵ月の保存期間内ごとに使い切っては新たに仕込んで、お気に入りの果実酢を見つけてみてはいかがでしょうか?
果実酢のおすすめの市販品は?
果実酢はカンタンに作れるとはいえ、材料を揃えるのめんどうだし今すぐ飲みたい!という方は、市販の商品から気軽に初めてみてはいかがでしょうか?
スーパーのお酢売り場を覗いてみると、穀物酢や黒酢・米酢と並んで果実酢もたくさん陳列されています。
スーパーの果実酢でおすすめの市販品は、ミツカンの純リンゴ酢です。原料は国産のりんご果汁だけとシンプルかつ酸味がまろやかなので、毎日の飲むお酢としてもピッタリです。
手作り果実酢の材料としても使えますし、オリーブオイルやブラックペッパー・岩塩と合わせてドレッシングにするのもオススメです。
イオンや系列スーパーのマックスバリュでは、果実酢で人気のミチョ(美酢)も取り扱っています。店舗により取り扱い種類は異なりますが、ざくろ・いちご・もも・マスカット・みかん・パイナップル・カラマンシー7種類のフレーバーがあります。
ミチョの人気は、100%果実発酵酢から作られ、保存料や着色料は不使用なうえ、甘味料は糖として吸収されないフラクトオリゴ糖が使われているため、糖質が気になる方でも気軽に飲めるところにあります。
まろやかな酸味で飲みやすい無添加の果実酢なので、健康が気になる女性からの支持が高い飲むフルーツビネガーです。
通販でも、健康志向のお相手にお中元で飲む果実酢をギフトとして贈る人も増えてきていますし、ふるさと納税の返礼品でも見かける機会が増えました。
熊手のはちみつが作る「毎日飲める酢」は、菌本来の持つ力で発酵させ、熱を入れずに熟成させる静置発酵で作られた無添加・無着色・無香料の果実酢です。
創業80年を誇る蜂蜜専門店だからできる酸味と甘さのバランスが絶妙なまろやかな果実酢は、いちご・ぶどう・もも・みかん・甘夏・ゆずの6種類から選ぶことができます。
果実酢の市販品は、飲むお酢生活を手軽に始められる反面、白砂糖や添加物などが入っている商品が多いので、毎日続けるものだからこそ安心・安全に飲めるモノを選んでくださいね!
まとめ
果実酢(フルーツビネガー)は、砂糖なしで旬の果物とお酢さえあれば、カンタンに手作りすることができます。
冷蔵保存で1年日持ちしますが、果物のフレッシュな香りが味わえる1ヵ月以内に飲み切ってしまい、取り出した果物は、ジャムやドレッシング・スムージーなどに活用してください。
スーパーなどで購入できる市販の果実酢は、白砂糖や添加物が加えられた商品が多いので、糖質が気になる方は砂糖不使用で手作りするか、果汁のみで発酵させた無添加商品や、甘味料にはちみつやフラクトオリゴ糖を使用した商品を選ぶと良いでしょう。
これからの季節は薄着になるので、ボディラインが気になるという方も多いと思います。体脂肪や体重の増加が気になる方は、毎日大さじ1杯から2杯の果実酢ドリンク生活でスッキリボディを手に入れましょう♪
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