しいたけは、スーパーに行けばいつでも手に入れることができますが、値段はいくらぐらいで売られているでしょうか?
寒い季節になってくるとお鍋の具材の定番としても人気の高いしいたけの栄養分や糖質量、カロリーは1個どのくらいなのか?石づきは食べられるのか?洗うのか洗わないのかどっちがいいのかについてまとめました。
しいたけはスーパーで値段はいくらぐらい?
しいたけのスーパーでの値段は、特売日の安いもので1袋98円で、それ以外の日は1パック6枚から8枚入りのものが198円前後(すべて税抜)で販売されています。内容量は100gから150gほどです。1パック200gを超えた生しいたけは、298円前後の値段で売られています。
しいたけには春と秋の2回旬がありますが、1年を通してスーパーで購入できるのは、菌床しいたけという人工栽培によって1年中安定して椎茸が収穫できるためです。
自然栽培の原木しいたけは、収穫までに2年の月日を要し安定した生産が望めないので、旬の季節にスーパーで見かけることがあっても、菌床シイタケよりも値段が高額になります。
スーパーの売り場に並ぶしいたけのほとんどが菌床シイタケになりますが、風味のクセが強くなく料理で使いやすく比較的お安く手に入るのがメリットです。
原木しいたけは値段こそ高くなりますが、無農薬栽培で菌床シイタケよりも肉厚で風味や香りも豊かなのが特徴です。
しいたけの強い香りが苦手という方は菌床シイタケを、料理でしっかりと出汁を取りつつ食材としても使いたいという方は、原木椎茸を選ぶといいでしょう。
しいたけの栄養分にはどんなものがある?
しいたけの主な栄養分では、食物繊維を多く含んでいて、中でも不溶性食物繊維が豊富です。水溶性食物繊維を含む食材とバランスよく摂るのがおすすめなので、わかめやこんにゃくなどと一緒に調理して食べるといいでしょう。
また、カルシウムの吸収をサポートしてくれるビタミンDは、油と一緒に摂り入れることで効果的に吸収できるので、焼き物や野菜炒めなどでいただくことをオススメします。
しいたけの持つアミノ酸の一種グアニル酸は旨み成分ですが、火を通すことでさらに増えます。昆布やトマトの持つうまみ成分グルタミン酸と一緒になることでさらに美味しさもアップするので、上手に組み合わせて料理してみてくださいね。
そのほかにも、βグルカンやたんぱく質・カリウム・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンCなどカラダにうれしい栄養素がたっぷりです。
しいたけの糖質量やカロリーは1個どれくらい?
しいたけの糖質量やカロリーはどれくらいでしょう。100gあたりと1個で見てみましょう。しいたけ1個のカロリーと糖質は20gで換算しています。
g/個数 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
100g | 19kcal | 1.5g |
1個 | 4kcal | 0.3g |
仮に200gのシイタケを食べたとしても38kcalに3gと低カロリー低糖質のため、ヘルシーな食材であることがわかります。
そのほか、料理によく使われるキノコ類4種のカロリーと糖質も100gでどれくらいなのか調べてみました。
種類 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
えのき | 22kcal | 3.7g |
しめじ | 18kcal | 1.3g |
まいたけ | 16kcal | 0g |
エリンギ | 24kcal | 3.1g |
エノキ・シメジ・舞茸・エリンギともしいたけとカロリーはさほど変わりませんね。えのきとエリンギの糖質はしいたけの2倍にはなりますが、きのこ類全般低カロリー低糖質と言えます。
カラダのことを考えて、調理するときも数種類のキノコを組み合わせてボリュームを出すなどして、必要以上のエネルギーを摂り過ぎないように工夫したいですね。
しいたけの石づきは食べられる?
しいたけの石づき、みなさんはどうされてますか?そもそも、石づきってどこの部分を指すの?とギモンに思っていらっしゃる方もいるのでは。
石づきはしいたけのカサから伸びた軸の一番下の黒っぽい部分のことを指します。私はむかし、軸を含むすべてが石突だと勘違いして捨てていました。軸は食べられるので、割いたり刻んだりして一緒に調理してくださいね。
石づきも食べようと思えば食べられるのですが、固くて食感も良くないので食用にはあまり向いていません。ただ、出汁を取るにはもってこいなので、捨てるにはもったいありません。石づきは食べるのではなく出汁を取ると覚えておきましょう。
石づきの取り方は、軸の先端から1cmほどをサッとカットしてしまうだけです。出汁として使う場合は、濡れ布巾などで汚れを落としてから使ってください。
しっかりと出汁を取りたいときは、石づきを3日から5日ほど天日干しで乾燥させて、水分を飛ばしてから使うと良いお出汁が出ますのでお試しくださいね。
しいたけは洗うか洗わないか?どっちがいいの?
しいたけも他のお野菜と同じように洗う洗わないで迷ったあげく、洗って使っているという方が多いのではないでしょうか?
しいたけは、水洗いする必要がありません。というかしないでください!
水洗いすることで、しいたけの持つ香りや風味とともに、ビタミンB群やビタミンCといった水に溶けやすい栄養素が一緒に流れ落ちてしまい、うまみや栄養を損なう結果となってしまいます。
表面の汚れが気になる方は、布巾もしくはキッチンタオルを軽く湿らせてから、拭き取るようにしてください。
生の原木椎茸では、虫などが付いているのではないかと気になる方もいると思います。どうしても洗いたい場合は、1ℓ(1000cc)の水に塩大さじ1杯から2杯を入れて塩水を作り、15分から20分ほど浸けて汚れを落としましょう。
塩水に浸けることで浸透圧でしいたけの持つ栄養素が流れにくくなりますので、試してみてくださいね。
まとめ
しいたけが年中スーパーで売られているのは、人工栽培の菌床シイタケによって供給が安定しているからです。そのため、値段も100gから150g入りで98円から198円と安く手に入れることができます。
食物繊維やビタミン・ミネラル・うま味成分を豊富に含みヘルシーな食材なので、しいたけを含むキノコ類はカロリーや糖質が気になる方におすすめです。
石づきは食べずに出汁を取るのに利用し、しいたけの水洗いは風味や栄養価が落ちてしまうため避けましょう。
汚れは、キッチンペーパーを濡らしてよく絞ったもので軽く拭き取るか、どうしても洗いたい時は、栄養素を逃がさないよう塩水を作って浸け洗いするようにしてください。
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