人参のスーパーでの値段の相場は?糖質量やカロリーは1本どのくらい?黒くなる原因も | 食のエトセトラ
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人参のスーパーでの値段の相場は?糖質量やカロリーは1本どのくらい?黒くなる原因も

人参 スーパー 食材

人参は1年を通じて手に入れることができますが、スーパーでの値段の相場はどのくらいでしょうか?

ちょっと料理に1品プラスしたいときに、ナムルやキャロットラペ・きんぴらなど手軽に作れるので、我が家の常備菜の一つでもあります。

気になる糖質量やカロリーは1本どのくらいなのか?黒くなった人参は食べられるのか?皮はむくのか剥かないのかについてまとめました。

人参の値段の相場はスーパーでいくらぐらい?

人参の値段は全国のスーパーによってまちまちですが、1本売りが38円~99円、袋売りが3本から4本入って92円~198円(すべて税抜価格)となっています。

特売品になると個売りが3本で98円や1袋入り90円台などの特価品が並ぶこともありますね。人参の100g売りはあまり見かけない気がします。

にんじんは、4月から7月と10月から12月の2度旬を迎えます。スーパーの売り場に年中並んでいる品種の大半が西洋人参で、最も流通量の多い5月が平均して値段の相場が安いといえます。

秋から冬にかけて流通する人参が、最も甘みが強く美味しくいただける時期です。お正月のおせち料理に欠かせない金時人参(京ニンジン)は、11月から1月頃のみにしか見かけることのない貴重な品種ですので、季節ならではの食材は積極的にいただきましょう。

人参の糖質やカロリーは1本どのくらい?栄養分も

人参のカロリーは1本(150gで換算)約56kcal・糖質は1本9.8gですが、そのほかの根菜類と100gあたりの違いを比較してみましょう。

種類カロリー糖質量
人参37kcal6.5g
大根18kcal2.7g
蓮根66kcal13.5g
午房65kcal9.7g

甘みの強い人参は糖質が高いイメージですが、ゴボウやレンコンにくらべたらカロリーも含めて低いことがわかります。

ただ、炒めたり揚げたりする料理やポタージュやグラッセなど牛乳や砂糖・バターなどを使うレシピでは、高カロリー高糖質になりやすいので、頻食には注意しましょう。

人参は野菜のなかでもβカロテンの含有率がダントツで、多くは皮付近に集中しています。栄養素を逃さず効率的に取り入れたければ、皮をむかないで炒めるか揚げるか油調理でいただくのがベストです。

熱を通さなくてもオリーブオイルやオレンジ・岩塩・コショウと一緒にミキサーで撹拌してドレッシングにすることで、油分と一緒に摂っているのでベータカロテンを吸収できます。

また、人参の葉も栄養価の宝庫で、カリウムをはじめカルシウム・ビタミンB1・B2・B6・ビタミンC・ビタミンKなどが含まれています。

スーパーに葉付きのニンジンが並ぶことは少ないですが、地元農家の方が作る野菜や八百屋では見かけることもあるので、手に入ったときは葉も捨てずにスープにしたり和え物にしたりして、栄養を余すことなく取り入れましょう。

人参に黒い点がついていたら黒カビ?食べても大丈夫?

人参をしばらく使わずにいたら黒くなっていたり黒い点や黒カビのようなものがついていたりして、食べても大丈夫なのかなと迷った経験をお持ちの方もいるのでは?

私も野菜室の奥の方にしまい込んで忘れていた人参が茶色く黒ずんで柔らかくなって出てきたことがあります・・・。

黒くなる原因は、収穫時にキズがついたことによるもの・保存環境によるもの・人参の持つポリフェノールが空気に触れてしまうことで酸化を引き起こすことによるものなどが挙げられます。

表面は黒いけど切ってみたら中がキレイなときは、色が変わっている部分を取り除けば食べられます。

人参は乾燥に弱いので、常温・冷蔵庫・冷凍庫それぞれの保存では新聞紙やキッチンタオルなどに包んで外気に触れないようにしてあげると、黒くなるのを防げキレイな状態を保てるでしょう。

上記以外の原因で黒ずみや黒い点が発生している場合は、畑の土の細菌が原因による軟腐病や全体に黒カビが斑点のように広がる黒すす病と判断されます

黒い点によるカビが出ると劣化スピードも早く、放置しておくと触るとぶよぶよとした感触があったり、ぬめりが出てきて中身が溶け出したり、鼻をつく臭いがするようになるなどすぐに腐ってしまいます。

全体的に黒い斑点が現れている人参は、無理に食べることはせずに廃棄するようにしましょう。

人参の皮むかないとダメ?農薬の問題は?

人参の皮にも栄養が豊富なのでむかずに皮ごと摂ることを推奨しますが、農薬が気になる方もいらっしゃるかと思います。

人参は畑に種を蒔き土の中で成長するので、葉野菜のように農薬を直接噴射することはありません。使われていたとしても、カラダに影響を及ぼすほどの量は使われていません。

気になるのであれば皮をむいて食べるか、重曹や野菜専用の洗剤に浸けてしっかりと農薬を洗い流す、もしくは無農薬のにんじんを自然食品店やネットショップで購入するといいでしょう。

スーパーに並んでいる人参は、泥などの汚れをしっかりと落として出荷しているので、皮がとても薄く皮むきが不要の状態とも言えます。

うちでは基本、人参の皮はむかずに食べるようにしています。ピーラーで皮ごと縦に薄くむいてリボンサラダにしたり、スパイラルスライサーを使ってベジパスタにしたりして、栄養を逃すことのないよう心がけています。

皮の食感が気になる方もいらっしゃると思うので好みの問題にはなりますが、栄養を取りこぼさない為には皮付きで食しましょう。

まとめ

人参の値段の相場は、スーパーで1本38円~99円、袋入り(内容量3本から5本)が92円~198円ほどです。

れんこんやごぼうなどの根菜類と比べると100g中のにんじんのカロリーや糖質量は低いですが、調理方法によっては跳ね上がることもあるので、食べ過ぎには留意する必要があります。

皮にもβカロテンなどの栄養分がたっぷりなので、皮ごと食べることを推奨しますが、農薬が気になったり保存状態が悪く酸化したことによって黒ずんだ時は、黒い部分の皮を厚めにむいてから食べましょう。

広範囲に黒い点が広がっている時は、黒カビや病気が原因であっという間に腐ってしまうことにもなりかねません。食べずにすぐに捨ててしまいましょう。

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