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バターは常温保存でも大丈夫?放置していい期間とおすすめの保存容器も

バター 常温保存 お菓子作り・道具

バターは冷蔵庫に入れておくものというのが世間一般的な常識となっていますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

熱を加えなければそうそうカンタンに液体状に溶けることもないため、常温保存でも大丈夫なのではないかなと思ってしまうのですが・・・。

今回は、バターを常温放置していい期間はどのくらいまでかや、おすすめの保存容器についてまとめました。

バターは常温で保存できるの?

バターは常温で保存しちゃいけないんだろうか?皆さんも一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか?

高級食パンブームで、朝はご飯よりもパン派という方も多いはず。パンといえば、熱々のトーストにたっぷりのとろけるバターを塗って食べるのが醍醐味なのに・・・。

冷蔵庫保存から取り出したバターは冷え固まった状態のため、トーストしたパンに塗ろうと思ってもなかなかキレイに伸ばすことができず、バターがパンの表面をエグってめり込んで見るも無残な形になってしまったという経験をお持ちの方も多いのでは?

また、お菓子作りのレシピ表記でよく目にする「バターを常温に戻す」って、時間もかなりかかるし元から常温に置いておけたらその手間も省けるよね?って考えちゃいます。

では、結局のところバターは冷蔵庫で保存することがマストなのか?といえば、答えは「ノー」で、環境次第では常温保存でも大丈夫のようです。

そもそも海外ではバターは常温保存があたり前なのですが、日本では品質の保持と長期保存ができるという観点から、冷蔵庫保存を推奨しています。

バターを常温放置してもいい期間はどのくらい?

では、バターを常温放置しておいても大丈夫な期間ってどのくらいなんでしょう?

18℃を超える環境に置いたバターではゆるくなりすぎて、28℃を超えると液状化が始まります。油分を多く含んだバターは、いったん溶けはじめると成分の分離と酸化がすすみ、風味も落ちて菌やカビなども繁殖しやすい状態になってしまいます。

このことからも、室温が18℃を下回る季節に限ってはバターを常温放置しても大丈夫だということがお分かりいただけるかと思います。逆に室温が18℃以上を超える季節は、バターは冷蔵庫保存が必須です!

具体的に日本の季節における平均最高気温にあてはめてみると、常温放置で保存してもいい時期は11月から4月までの寒い時期で、それ以外の5月から10月までの暑い時期は冷蔵庫保存が適しています。

バターの常温放置の期間については、1週間くらいを目安に早めに使い切るようにするといいでしょう。部屋の温度が高過ぎたり太陽の光が当たるような場所に置いてしまうと、その分劣化も進みますので、常温保存するときは必ず風通しの良い涼しい場所に置くようにしましょう!

冷蔵庫保存の状態では、風味が落ちずに美味しくいただける2週間くらいを目途に使い切るようにしましょう。それ以上経ってしまうとバターの品質が落ちてしまい状態が悪くなってしまいます。

また、購入してすぐに使わなかったり多めに買い過ぎてしまったバターは、冷凍庫保存がおすすめです。プロのパティシエは、常にいい状態のバターを使用したいことから、冷凍して使うことが多いんですよ。

冷凍庫で保存するときのコツは、ラップや新聞紙などでくるんで密閉することで、風味を損なわず3か月間ほど日持ちさせることが可能です。使用するときは、前日に冷蔵庫に移し替えて解凍しておくことをオススメします。

バターの常温保存におすすめの容器は?

バターは、部屋の温度環境が整っていれば常温保存でも大丈夫とお伝えしましたが、保存容器を使用することでさらに保存期間を延ばすことが可能です。

空気に触れることで徐々に劣化していくバターは、密閉機能の高い保存容器を利用することで常温でも2週間ほど長持ちさせることができます

保存する容量や容器のタイプ(木製・ガラス製・陶器製・プラスチック製)によって、お好みのものを選ぶと良いでしょう。

軽さや手軽に扱えるのはプラスチック製、オシャレ度重視なら木製、臭い移りが気になるなら陶器製やガラス製の保存容器がおすすめです。

木製のバターケースは、おしゃれですが水分を吸収しやすい性質のため、カビが生えやすいというデメリットもありますので保管の際はこの点に配慮する必要があります。

陶器やガラス製の保存容器は、重さがあり割れやすいので冷蔵庫への移動や洗い物のときには扱いに充分配慮したいところです。

そして、バターを常温保存するのにおすすめの容器として話題なのが、「バターベル」というフランス発祥の水の中で保存するという不思議な陶器のバターケースです。

「バターキーパー」という名前でも売られていますが、ベルのような形をしたくぼみの部分にバターを詰めて、それを適量の水を入れた受け皿の中にバターの部分が浸るようにはめます。

バターの表面が水に触れることで空気にさらされることを防ぐことから、酸化や劣化を予防し室温が18℃以下の環境では、常温で1ヵ月ほど日持ちする保存容器となっています。ちなみに、水は3日に1度換える必要があります。

その時々の室温の変化でバターの保存状態も変わってくると思うので、常温で1ヵ月持つとはいえども臭いやカビなどのチェックは怠らないようにしてくださいね。

まとめ

バターは、室温が18度を超えないという条件付きで常温保存が可能で、1週間ほど放置(日持ち)できることがわかりました。

外気に触れて酸化しないよう専用の保存容器を使えば、風通しの良い場所では常温でも2週間おいておくことも可能です。

季節による温度環境や保存容器を上手に利用すれば、常温に戻す時間や手間も省けてやわらかいバターをいつでもすぐに使うことができますね。

ただし、保存期間はあくまで目安であり、部屋の温度が高かったり過度に空気に触れる状態が続いたりと保存状態が悪ければすぐに劣化してしまいその限りではないため、ニオイや見た目に異変がないか毎回確認するようしておきましょう。

常温の環境にバターを置いておくときは、2日から3日で食べ切ってしまえる分量にとどめておき、残りは冷蔵庫保存または冷凍庫保存するようにしたほうが安心安全でおすすめです。

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