クエン酸と聞くと掃除に使うイメージですが、梅干しやレモンなどの柑橘類に含まれることから飲み物やお菓子・料理などにも使える食用クエン酸もスーパーで売られていて、カラダに溜まった乳酸を分解し疲労緩和の効果にも期待が持てると近年ますます注目を浴びています。
クエン酸の食用はスーパーのどこの売り場に売ってるのか?食用クエン酸は100均のダイソーやセリア、ドラッグストアや薬局でも買えるのか?食用と掃除用との違いについてもまとめました。
クエン酸の食用はスーパーのどこの売り場にある?値段は?
クエン酸の食用は、スーパーの製菓材料売り場コーナーに置いてあります。
大型スーパーのイオンと系列の中規模店マックスバリュでは、共立食品「Home made CAKE」の食用クエン酸30g入りが、食用重曹(タンサン)やドライイースト・ペクチン・アガー・食紅などと一緒に並んで製菓材料コーナーで販売されていました。
クエン酸の食用の値段は、イオンが159円なのに対し、マックスバリュは167円(ともに価格は税込)と取り扱い商品が同じでもスーパーによって販売価格が違って売っていました。
コープでも同じ共立食品の食用クエン酸が製菓材料売り場で販売されていましたが、値段は税込151円とスーパーの中でも一番安く販売されていました。
クエン酸の食用の市販で業務スーパーにも置いていないか売り場をチェックしてみましたが、製菓材料コーナーでは売っていませんでした。
クエン酸には掃除用もあるため、スーパーの洗剤コーナーに置いてある商品を使っても良いのかな?と思う方もいるようですが、パッケージに「食品添加物」と表記のないものは食用としては使えませんので、間違って使わないように注意してください!
西友で売っている「住まいの魔法のパウダークエン酸」300g入り432円(税込)は、パッケージに食品添加物の表記があるので、掃除用としてだけではなく食用としても使うことができます。
製菓材料売り場を探しても見つからないときは、掃除コーナーに置いてあるクエン酸商品に食品添加物の表示があるかどうかをチェックし、食品添加物の表記があれば代用購入するのも良いでしょう。
クエン酸の食用で1kg入りの大容量商品や、国産・オーガニックなど品質にこだわりのある方は、通販で取り寄せるのがベストです。
食用クエン酸は100均のダイソーやセリア・キャンドゥで買える?
クエン酸の食用が100均のダイソーやセリア・キャンドゥでも買えるのか?それぞれの売り場をチェックしてみました。
ダイソーは、製菓材料売り場にはクエン酸は売っておらず、掃除用品コーナーにクエン酸120g入りの商品が2点と200g入りの商品が2点販売されていましたが、何れも食用ではなく掃除用クエン酸でした。
セリアでも、製菓材料売り場ではクエン酸が見当たらなかったため掃除コーナーをチェックしたところ、120g入りの「食品添加物」表示のある食用にも使えるクエン酸が置いてありました。
キャンドゥは、掃除用品売り場に120g入りと150g入りのクエン酸2商品が売っていましたが、何れも食用には使えない商品でした。
年々食品や製菓材料商品の取扱品数が増え充実している印象の100均ですが、ダイソー・セリア・キャンドゥ各社とも、クエン酸に限っては食用よりも掃除用としての位置づけがまだまだ高いようです。
セリアで売っているクエン酸は食用としても使えますが、製菓材料としての位置づけで販売されている商品を安心安全に使用したい方は、どこのスーパーでも比較的に手に入りやすい食用専用のクエン酸を購入することをオススメします。
クエン酸の食用はスーパーで、掃除用は百均でと購入場所を使い分け、上手に賢く活用するのがベストと言えそうです。
クエン酸の食用はドラッグストアや薬局でも売ってる?
クエン酸の食用は、ドラッグストアや薬局では、医薬品を扱う局方品売り場で販売されています。食用なので製菓材料コーナーを探せばあるのかなと思ったのですが見つからず、店員さんに確認したらこちらの売り場を案内されました。
目薬やカゼ薬・コンタクト用品など横一列にズラ~っと並んでいる医薬品コーナーの一角に、焼きミョウバンやワセリン・グリセリン・エタノールなどと一緒にクエン酸の食用品が置いてある局方品売り場があるので、探してみてください。
マツキヨでは、500g入りのクエン酸の食用が値段1,814円で販売しているのをはじめ、大洋製薬の食用クエン酸500g(1,029円)/100g(969円)/25g(308円)、健栄製薬クエン酸(結晶)50gが298円で売っています。
ウエルシアでは、健栄製薬クエン酸500g(1,316円)/50g(324円)/25g(204円)をはじめ、大洋製薬の食用クエン酸500g(1,080円)/100g(614円)、「クエン酸です! 」300gが903円で売っています。
コスモスでは、健栄製薬クエン酸500g(1,280円)と50g(398円)が販売されています。
ドラッグストアや薬局で売っている市販のクエン酸の食用品は、見た目が医薬品っぽいので飲み物や料理に本当に使えるのか心配になってしまいますが、ポップや箱・ボトルにちゃんと乳酸飲料やシソジュース作りなどに使える旨の表記がしてありますので、安心して使ってくださいね♪
また、ドラッグストアや薬局で販売されているクエン酸は、食用としてだけでなく掃除用としても使えますが、スーパーで購入できる商品に比べると値段が高いので、余っても掃除用として使うのはちょっともったいない気がします。
掃除用のクエン酸は、マツキヨ・ウエルシア・コスモスなどのドラッグストアや薬局にも300g~500g入りの粉末タイプやスプレータイプの商品が、300円から400円前後の値段で掃除コーナーで販売されているので、食用とは別に使い分けするのがベストです。
ただ、クエン酸の食用を購入したのはいいけど結局あまり使う機会がなかったという方は、余ったらシンクやお風呂周り・ポットなどの水垢落としに、食洗器・焼き魚グリル・洗濯など掃除用として活用するといいでしょう。
クエン酸の食用と掃除用の違い
クエン酸の食用と掃除用の一番の違いは、純度のちがいが挙げられます。
クエン酸は、純度の高い順に薬用・食用・工業用と3種類に分類されています。
純度99.5パーセント以上の医薬品の薬用クエン酸と食品添加物の食用のクエン酸は、私たちが安心して口に入れられる安全な商品であるよう、製造過程から厳しい管理の下作られ基準をクリアした商品です。
高純度のクエン酸の食用は、1日小さじ3杯(大さじで1杯)15gの摂取を目安に、ハチミツや水・炭酸水・重曹などで割って飲むことで、疲労を緩和したりカラダの巡りが活発になる効果に期待が持てます。
一方、掃除用に使われる工業用クエン酸は食用を前提としていないため、製造工程における基準が薬用や食用に比べてゆるく、不純物が多くて純度の低い商品になります。
食用クエン酸に比べ掃除用は粒子も粗いため、キッチンやお風呂などの水回りでクレンザーとして研磨機能の役割を高く発揮するほか、トイレやタバコ・焼き魚などの消臭効果にも期待できます。
ただ、クエン酸の食用が掃除用として使えるのに対し、掃除用を食用として使うことはできないという違いもあります。
スーパーや100均などの掃除コーナーで販売されているクエン酸の中には、掃除用としてだけでなく食用でも使えるものもあります。
この場合、パッケージ表記に「食品添加物」の表示や、飲み物や料理にも使えるといった旨が必ず記載されています。このような表記のない掃除用クエン酸は、食用としては使用できないので注意してください!
クエン酸の掃除用といっても製品によって純度はまちまちです。誤って飲んでしまったからといって、必ずお腹を壊すのかといえばそうではありません。
摂取した量にもよりますが毒物ではないため、間違って飲んでしまったときは、たくさん水を摂って様子をみてください。少しでも体調に異変を感じたら、病院を受診してくださいね。
まとめ
クエン酸の食用は、スーパーの製菓材料売り場コーナーで30g入り160円前後の値段で売っています。
100均では、セリアのみ食品添加物表示の食用クエン酸が販売されていて、ダイソーやキャンドゥでは掃除用しか取り扱いがありません。
クエン酸の食用はドラッグストアや薬局では局方品売り場に置いてあり、25g~500gまでの質の高い商品が200円から1,800円前後で販売されています。
またホームセンターでもまれに食用クエン酸を置いているところもあるようですが、基本的には掃除用クエン酸の取り扱いがほとんどです。
コンビニでは、クエン酸はレモンなど柑橘類に含まれていることから、ビタミンC飲料として販売されていますが、食用や掃除用の粉末タイプのクエン酸は売っていません。
食用と掃除用の違いは純度で、不純物が混じっているかいないかです。掃除用を間違って誤飲してしまったからといって、ただちにカラダに悪影響を及ぼすものでもありませんが、夏バテ防止など健康のために摂るのであれば、スーパーやドラッグストアで販売されている食用や薬用の商品を購入するようにしましょう!
クエン酸で作ったドリンクを飲むときの注意点は、空腹時を避けるのが鉄則です!胃の中が空っぽの状態で飲むと荒れる原因となります。食事の後や何かを一緒に食べながら飲むようにしてくださいね。
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