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紅まさりの特徴は?紅あずまや紅はるか・シルクスイートとの違いに美味しい食べ方も

紅まさり 特徴 食材

紅まさりという品種のさつまいもをご存知ですか?

「紅」の付くサツマイモで人気といえば紅あずまや紅はるかなどもあり、シルクスイートなど芋の種類一つとってもさまざまで、どれを選べばよいか迷ってしまいそうです。

今回は、紅まさりの産地や味・特徴・美味しい食べ方についてや、紅あずま・紅はるか・シルクスイートとの違いについてまとめました。

紅まさりの産地に味や特徴は?

紅まさりは、茨城県が産地1位を誇るしっとり系のさつまいも品種の一つです。

シットリ系のさつまいもといえば、やわらかくてベチャっとしたイメージが強いですが、紅まさりはほど良い水分の中に昔ながらのホクホクっとした粉質も感じることができる、しっとり系とほくほく系のいいとこ取りしたバランスの良いサツマイモといえます。

紅まさりの見た目は紡錘形で大きさは中くらい、皮は赤くて果肉の色は薄い黄色ですが、焼き芋やふかし芋にすると濃い黄色になり、糖度は14度以上だけどクドさのない甘みでクセになる美味しさです。

べにまさりは、ほかのサツマイモと比較してもブドウ糖を豊富に含んでいるのが特徴で、麦芽糖とショ糖とのバランスも良いことから、口にすると上品でサッパリとした甘さを感じることができます。

さつまいもの旬といえば秋を思い浮かべますが貯蔵できる食べ物なので、紅まさりも収穫のスタートする9月から旬を過ぎた3月頃まで楽しむことができ、なかでも10月から12月が市場に出回る量が多くなります。

糖度が高くて美味しい紅まさりかどうかは、実食しないことにはわかりづらいですが、できるだけ果皮の色が鮮やかでツヤもあり、傷やデコボコのないふっくらとした滑らかな物を選ぶと良いでしょう。

紅まさりと紅あずま・紅はるか・シルクスイートの違い

紅まさりの味や糖度・特徴については上に挙げたとおりですが、同じ紅が付く紅あずまや紅はるか・シルクスイートとの違いについて見ていきたいと思います。

紅あずまは、茨城県や千葉県での生産が多く、関東で人気の高いほくほく系の代表ともいえるサツマイモです。

紅まさりに比べると水分や繊維が少なく粉質が高いので、食べる人によっては口の中の水分が取られてパサパサとした印象を持つ方もいるかもしれませんが、昔ながらのサツマイモが好みの方には人気の高い品種です。

紅あずまの糖度も14度前後ですが、紅まさりのほうが甘みを強く感じます。べにあずまは、すっきりとした甘さでどこか懐かしさも感じられるお芋で、12月頃に流通する物が一番甘みが強くて美味しいですね。

紅はるかは、ねっとり系焼き芋の人気火付け役となったさつまいもの王様ともいえる品種ですね。加熱すると糖度が最高60度前後になるなど甘みは紅まさりの4倍となり、強い甘みとネットリとした果肉でスイーツのようなサツマイモです。

11月から1月が旬の美味しい時期で、掘り起こしたばかりの物は粉質っぽいですが、貯蔵して寝かせることで粘質に変わります。糖質のなかでも麦芽糖を豊富に含んでいるのが特徴で、強い甘みの後にスッキリとした爽やかな甘さを感じることができます。

紅はるかは、地域によってブランド化されていて、茨城県では紅天使、大分県では甘太くん、宮崎県では葵はるかというネーミングで地元の方に親しまれています。

シルクスイートは、紅まさりと春こがねを掛け合わせて作られた2012年から登場した比較的新しい品種のしっとり系のさつまいもです。

紅まさりとは親子になりますが、皮の色は濃い紅色で果肉はきれいなクリーム色が特徴です。

主に茨城県や千葉県・福島県などで生産されていて、糖度は約9度と紅まさりに比べると低く感じますが、寝かせることによって果肉のなめらかさと甘みが増し、紅はるかや安納芋にも匹敵する糖度になると言われます。

シルクスイートの旬の食べ頃は11月から2月にかけてで、ほかの薩摩芋に比べて繊維質が少ないため、口当たりが滑らかでスプーンですくって食べることのできるスイーツ感覚の焼き芋としても人気です。

紅まさりは干し芋やスイートポテト・天ぷらにしても美味しい

紅まさりの美味しい食べ方の定番といえば焼き芋です。時間をかけて加熱することで余分な水分が抜けてさらに甘みが増し、しっとりホクホクの食感と相まって一層美味しく感じられます。

時間のある方はオーブントースターにそのままのせて60分ほど、時短調理なら湿らせたキッチンタオルに包んでレンジで12分ほど加熱して焼き芋にして食べてみてください。

紅まさりのその他の食べ方では、蒸して皮を取り除いて1cmほどの幅にカットした物を、天日干しして乾燥させて干し芋にして食べるのもオススメです。

日の当たる風通りの良い場所で100均などで売っている干し網の上に重ならないように芋を並べて、好みの固さになるまで3日から5日ほど天日干しするだけです。

雨や夜露が付くと黒カビが発生する原因となるので、雨の日や夜中は室内干しするようにする注意が必要です。

紅まさりで作った干し芋は、噛み応えがある中にしっとりとした食感とさっぱりとした甘みを感じられ、クセになる美味しさです。

焼き芋やふかし芋・干し芋に飽きたら、スイートポテト芋ようかんにアレンジして、洋菓子や和菓子のデザート感覚で食べるのもいいですね。

紅まさり以外の材料では、牛乳や卵・塩・砂糖といったどこの家庭にも置いてある物で作れるので、特別な材料を揃える必要がなく手軽に作れるのがいいです。

天ぷらも材料は小麦粉・卵・水とシンプルなので、すぐに作ることができますし、そのほかのおかず系では、肉じゃがのジャガイモを紅まさりに変えて作ったり、レモン煮塩バター煮にしてもいいですね。

暑い夏は、紅まさりで作った焼き芋を冷蔵庫で冷やした冷やし焼き芋もオススメです。

一般的な焼き芋は、加熱することで水分が抜けて糖度が上がりGI値も高くなるのですが、冷やすことでサツマイモに含まれるデンプンがレジスタントスターチという水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つを併せ持った食物繊維に変化し、GI値が低くなります。

冷やし焼き芋にすることで、熱々の焼き芋を食べるときよりも血糖の上昇が緩やかになり、レジスタントスターチの働きで腸内環境が良くなりお腹がスッキリするという嬉しい効果が期待できます。

焼き芋は好きだけど糖質が気になるという方は、粗熱を取った焼き芋を冷蔵庫で2時間ほど冷やしてから食べてみてくださいね♪

まとめ

紅まさりは、しっとりとホクホク両方を併せ持った品種で、紅あずまはホクホク系・紅はるかをねっとり系・シルクスイートはしっとり系と、同じさつまいもでも種類が違うと食感や糖度が違うことがわかりました。

我が家はサツマイモの消費量が半端なく、6月・7月の流通量が少なくなる時期を除いては、ほぼ毎日蒸したり焼き芋にして間食代わりに食べています。

しっとり系サツマイモ人気の時代の流れに逆行して断然ホクホク系なので、紅あずまや高系14号をメインにたまに黄金千貫を食べているのですが、つい先日始めて立ち寄った農産物直売所で紅まさりを見つけ、パッケージに「ほくほく系」と表記されていたことから、試しに購入して食べてみました。

紅まさりってどちらかというとしっとり系じゃなかったかなとあまり期待していなかったのですが、食べた瞬間、家族が皆口を揃えて「甘くて美味しい!」と意見が一致。

ホクホク系のさつまいもでは感じられない程良い水分を含んでいるので、果肉がしっとりしているのにベチャっとせずホクホクとした食感も味わえるため、我が家のサツマイモローテーション入り決定です!

皆さんもスーパーや道の駅で見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね♪

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