長芋は、ねばねば系食材の代表格ですが、スーパーでの価格はいくらぐらいでしょうか?
我が家でも、輪切りにした長芋を鉄板焼きにしたり、短冊切りしたものを梅とおかかで和えたり、すりおろしてお味噌と出汁でといてとろろにしたりと活用してます。
栄養や糖質に気になるカロリーは高いのか?山芋との違いを見た目だけではわからない特徴についてもまとめました。
長芋の値段はスーパーでいくらぐらい?
長芋の値段は、店舗や産地によって多少の違いはあるものの、スーパーで100g48円からグラム別で金額の違うものや、パック売りは198円から298円、1本売りでは498円前後が相場となっています。
大型のスーパーでは、3kg入りで3,000円前後、5kg入りで4,000円前後と箱売りで販売されていることもあります。
私も昨日、近所のスーパーで302gの長芋(100グラム48円)を145円で購入し、梅和えを作って頂きました。
春と秋の2回旬の時期を迎える長芋ですが、スーパーでは季節を問わずに手に入れることができる食材となっています。最も出回るのが多い時期は6月頃で、7割以上が青森県産を占め、残りの3割のうち2割は北海道産のことから、寒い地域で栽培しやすい食材ということがわかりますね。
長芋の栄養分は?
長芋の栄養素といえば、イモだけに真っ先に炭水化物を想像してしまいます。100g中13.9g含まれていることから野菜に比べると多いイメージですが、サツマイモは倍以上の31.5g、じゃがいもは17.6gと芋類のなかでは少ないほうなので、そこまで気にすることはないでしょう。
そのほかには、オクラやモロヘイヤ・ナメコなどにも含まれているネバネバのぬめり成分に、たんぱく質やカリウム・食物繊維・サポニン・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンC・ビタミンEなどの栄養分もたっぷりと含まれています。
また、長芋にはジアスターゼやアミラーゼといった消化をサポートしてくれる酵素も豊富ですが、加熱に弱いので効率的に栄養を摂取するためには、火を通さずに生のまま食べるのがおすすめです。
長芋の糖質量やカロリーは高い?
100g中の長芋の糖質量は12.9g、カロリーは65kcalです。同じヤマノイモ科の自然薯(山芋)の糖質は24.7g、カロリーは121kcal、大和芋は24.6g・123kcalなので、長いものほうが糖質もカロリーもほぼ山芋とヤマトイモの2分の1と低いことがわかります。栄養面ではほぼ変わりありません。
いも類と比較してみると、さつまいもは29.2g・132kcal、ジャガイモは16.3g・76kcalとなっており、長芋単体ではヘルシーな食材といえますね。
ただ、とろろにするとご飯やうどん・そばにかけて食べることも多いので、糖質やカロリーが一気に跳ね上がります。
種類 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
とろろご飯 | 355kcal | 67g |
とろろ蕎麦 | 448kcal | 83g |
山かけうどん | 391kcal | 78g |
長芋はヘルシーだからとついついトッピングしがちですが、糖質を気にかけている方は、組み合わせに注意する必要がありますね。
長芋と山芋の違いは見た目でわかる?
長芋と山芋ってよく似てますが、違いって見た目じゃ分かりにくくないですか?スーパーで見かけるものもカットされているものが多く、長芋よりも山芋のほうが値段が高いというくらいで、イマイチ区別がつきませんよね。
正式にいうと、山芋は自然薯や大和芋・つくねいも・いちょういもなどの総称で、山芋という名の品種はないんです。ですので、スーパーで売られている山芋は、上に挙げた種類を山芋として販売していることになり、長芋もまた山芋の一種となるわけです。
長芋が山芋よりヘルシーなことはお伝えしましたが、それ以外の両者の明確な違いは、長さや食感・収穫量などが挙げられます。
長芋の長さは長いもので80cmほどで、水分が多い根菜のため、粘りが弱くサッパリとした味とシャキシャキとした食感が特徴です。一方の山芋(自然薯)は、長いもので1mほどまで成長し、箸で持ち上げても切れないほど粘りがとても強く、旨みが濃く加熱するとほくほくとした歯触りが楽しめます。
また、山芋は長芋に比べて栽培に手間がかかり収穫量が少ないため、店頭に並ぶ量も多くない希少性の高さから、値段も高いものでは5倍ほどの開きが生じることもあります。
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まとめ
長芋の値段の相場は、スーパーで100グラムあたり48円、パック詰めは298円前後、1本では498円前後です。
栄養素では、食物繊維やビタミン類・ミネラルにねばねば成分もたっぷりで、カロリーや糖質は山芋やそのほかのいも類と比較してもヘルシーです。ただ、炭水化物と組み合わせるレシピが多いため、高糖質・高カロリーにならないように注意が必要です。
長芋と山芋の違いは見た目では分かりづらいですが、流通量が多く買い求めやすい価格で水分が多くてあっさりとした風味なのが長いも、出回る量が少ないため値段が高く粘りがあって濃いうまみが特徴なのが山芋と覚えておいてください。
長芋や山芋に含まれる栄養分は熱に弱いので、バターで炒めたりお好み焼きにしたり火を通していただくのも食感が楽しめて美味しいですが、食べるときはできるだけ生食されることを推奨します。
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