ミョウバンは、茄子のぬか漬けの色止めや野菜のあく抜きなどで使われますが、はじめて使うという方はスーパーでどのくらいの値段で売っていて売り場はどこら辺なのか気になりますよね。
100均のダイソーやセリアにもミョウバンの売り場はあるのか?ドラッグストアでも売っているのか?みょうばんの使い方は、料理以外にもあるのかなどについてまとめました。
ミョウバンのスーパーでの値段や売り場は?
ミョウバンは、スーパーでは「焼みょうばん」という名前で売られています。
値段は、家の近所のイオン系列のマックスバリュでは30gの袋入り124円で、塩や唐辛子・ぬか漬けの素などを置くお漬け物の材料売り場に陳列されていました。
また、地元企業が運営するスーパーでは、同じミョウバンが108円で重曹などと一緒に同じく漬物コーナーで売っていました。同じ商品でも扱っている店舗によって値段が違うこともあるようですね。
ナスのお漬け物を作るときに皮の色止め防止にミョウバンを使用したりしますが、なす1kgに対2gから3gほどしかみょうばんを入れないため、頻繁に利用することがない場合はスーパーで売っているもので充分間に合うと思います。
焼きミョウバンは100均のダイソーやセリアにもある?
100均にも焼きミョウバンの売り場があるのか?家の近くにあるダイソーとセリアとキャンドゥそれぞれの店舗で探してみましたが、焼みょうばんを見つけることはできませんでした。
ただし、ダイソーでは子どもの夏休みの自由研究キットとして「ミョウバンで紫結晶をつくろう!」という実験商品は販売されていました。
以前は扱っていたのでしょうか?ミョウバンは100均でも買えるという書き込みを見かけましたが、うちの近所では見つけることができませんでした。
スーパーに行けば確実に手に入るので、万が一見つけられたらラッキーぐらいに思っておいたほうが良いでしょう。
ミョウバンはドラッグストアや薬局ではどこに売ってる?
ミョウバンは、ドラッグストアや薬局などでも購入することができます。
自宅近隣のドラッグストアでは、食品コーナーにあると思い込んで探し回りましたが見つけられず、店員さんに尋ねたところ医薬品の局方品というワセリンやエタノールなどが置いてある売り場でミョウバンを見つけることができました。
ドラッグストアや薬局で売られているミョウバンは、スーパーのものに比べて内容量も多く、袋に100g入って値段は398円でした。
スーパーも店舗によっては100g入りのものを取り扱っているところもあるかと思いますが、料理でミョウバンを使う機会が多いという方は、ドラッグストアで購入するのもおすすめです。
なす漬けはミョウバンを使って変色を防ぐ!
なすは、ぬか漬けにするとせっかくの皮の色も落ちてしまって美味しさが半減していまいますよね・・・。
なす漬けを美味しく魅せるコツは、ミョウバンを使って皮の変色を防ぐことです!茄子の皮のアントシアニンという成分は、酸化しやすく漬け物に含まれる乳酸菌が原因で、色落ちしやすくなります。
茄子のぬか漬けの上手な作り方は、漬けるときにナスの皮の表面に塩やミョウバンを少し押し付けるようにしてもみ込むことです。
空気に触れて酸化しないようにぬか床の中に完全に埋めるようにしてなすを漬けることで、色移りや色止めの効果に期待ができますよ。
ミョウバンの使い方は料理以外になにがある?
料理で使うミョウバンは、ナスのぬか漬けの色移りや色止め、わらびやレンコン・ごぼうなどのアク抜きに栗やさつまいもの煮崩れ・ウニの型崩れ防止など活用法もさまざまですが、用途は料理だけに留まりません!
ミョウバンは、料理以外ではどのような使い方があるのか?余ったミョウバンの活用法を見ていきましょう。
ミョウバンを使った消臭剤の作り方
使い残しの焼ミョウバンは、水に溶いてミョウバン水にすることで、手作り消臭剤として活用することもできますよ。
ミョウバン水の作り方ですが、まずは試しに100ml作ってみたいという方は、100均などに売っているスプレー付きボトルを用意して、お水100mlに焼ミョウバンを4gを入れてよく振ってみょうばんを溶かしてください。
白濁したミョウバン水を時折振りながら、1日から3日ほどで透明になれば原液の出来上がりです。
使用するお水は、日持ちさせるために水道水を使い、原液は10倍から20倍ほどに薄めてから使うように気をつけてください!
料理で出た生ごみにミョウバンで作った消臭剤を吹きかけるだけで嫌なニオイを抑えてくれますし、洗濯や汗のにおいやニキビなどの化粧水としても使えるスグレモノです♪
あまっているミョウバンが家にある場合は、ぜひミョウバン水を作ってみてくださいね。
ミョウバンスプレーで消臭剤を作るのがめんどうな方は、みょうばん入りの市販のデオドラントクリームもありますよ。
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ミョウバン結晶の作り方は簡単?
ミョウバンを使った結晶の作り方は、比較的簡単にできるため、夏休みの子どもの自由研究のテーマとしても人気です。
100均のダイソーでは、ミョウバンの結晶を色つきで作れる実験キットも売られていますが、家に余った焼きみょうばんでも結晶を作ることはできます。
60℃から70℃に沸かしたお湯100mlに対して10gの焼きみょうばんを溶かし、冷やしながら結晶を作ります。出来上がった結晶の中から種となる大きくて形のよい結晶を選んで、再度ミョウバン液を作って冷やしては結晶を作るという作業を重ねて結晶を作り上げていきます。
作り方だけ見ると簡単なような気もしますが、粘り強く集中しての作業が必要ですし、初めは綺麗な結晶が作れなくて失敗の連続かもしれません。
ただ失敗は成功のもとと言いますし、ミョウバンの結晶作りはお子さんだけでなく大人でも楽しめそうなので、小学生に戻って理科の実験をする気分で親子で挑戦してみてはいかがでしょうか?
切り花にミョウバンをつけると長持ちする?
ミョウバンは、お花屋さんでは切り花の水揚げや長持ちさせることができることから、昔から活用されているそうです。
紫陽花は特に水の吸い上げが難しいため、水の通りが良くなるよう切り口にミョウバンを塗ることで、水揚げを良くし長持ちするよう対処します。
もちろん、アジサイだけではなくそのほかの枝付きの花や切り花に浸ける水の中にもミョウバンをほんの少し混ぜて置くだけで、水が腐るのを防いで花を長持ちさせることができるのでおすすめです。
ご自宅の花瓶で実践する場合は、ひとつまみもしくは耳かき1杯程度のミョウバンを混ぜ溶かした中に切り花を活けるだけです。
まとめ
ミョウバンは、一般的なスーパーでは漬け物材料を扱う売り場で30g120円前後で置いてあります。たくさんの量が必要な場合は、ドラッグストアや薬局の医薬品コーナーで100g400円弱で購入することができます。
ダイソーやセリアなどの100均では焼みょうばんは基本売っていませんので、購入するならスーパーやドラッグストアに行きましょう。
ミョウバンは、料理だけでなく消臭剤や結晶作り・切り花の日持ちなどといった使い道もあります。
お風呂にひとつまみ入れれば、明礬(みょうばん)温泉とはいきませんが、デオドラントにも期待ができますので、ぜひいろいろな用途で活用してみてくださいね。
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